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3件
おっさん社会が生きづらい
著者 小島慶子(著)
●威圧的、話を聞かない、権力に従順――自覚症状ナシ! ●男女問わず日本全国に蔓延する「おっさん思考」の正体とは? ●5人の識者と語り合う「男社会の価値観」の行方 「おっさんは、私だった」。かつてアナウンサーとして活躍し、現在はエッセイストとして活動する著者は、ある経験を契機に、これまで忌み嫌っていた「おっさん的な感性」――独善的で想像力に欠け、ハラスメントや差別に無自覚である性質――が自分の中にも深く刻まれていることに気づく。この“おっさん性”は、男女問わず多くの人々に深く染みついているのではないか――。本書はそんな日本社会に染みついた“おっさん性”について考察した、著者と5人の識者との対話集である。ハラスメント、同調圧力――男も女も生きづらさを抱え、心を殺さねば生き延びられない“おっさん社会”から脱却するためのヒントがここにある。
おっさん社会が生きづらい
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おっさん社会が生きづらい
2022/08/26 21:47
誰の心にも「おっさん」がいる
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投稿者:ぱんだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中高年の男性に「おっさん」という単語を見せるとつま弾きにされる、世の中から攻められていると感じるらしい。
権力を握り、組織に従順、そして話を聞かない、嫌なところを凝縮した存在の「おっさん」。
でも誰もが「おっさん」的なものを持っている。
何が世の中を「おっさん」化させているのか、5人の方の対談ともに考えさせられました。
おっさん社会が生きづらい
2022/10/02 08:25
「おっさん」の問題も社会の問題
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
5人の対談の中で、最後の上野千鶴子との対談がいちばん腹に落ちた。
全体として、「おっさん」という言葉で問題を浮きだたせているけど、結局、社会、行き過ぎた自由資本主義の問題ということに帰着しているところは、ほかにも似たような内容のものはあると思う。この本では、著者の個人的な体験・経験を通した問題意識がクリアに書かれている(書かれ過ぎ?)ことが、納得感を増していると感じました。
2022/08/14 23:55
公開処刑
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投稿者:かめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私もおっさん的なものは嫌いだけど、いくら筆者が大黒柱で稼ぐ必要があるからと言って、自分の夫のプライバシーや恥ずかしい過ちを公に晒すなんて、女性としてちょっとお気の毒な気がしました。それに、夫が過去に性的サービスを買った事について、女性のカラダをモノのように扱ったとありましたが、それってそれを仕事にしている女性に対して失礼ではないのでしょうか?
最終章の対談相手の上野先生の筆者に対するお言葉が、非常にまっとうで、人間としてご立派な方なんだと思いました。おっさん的なものを憎み、社会を変えて行く事は大切ですが、欠陥品同士許し合う事も大事ですよね。