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転職の魔王様
著者 額賀澪(著)
この会社で、この仕事で、この生き方のままで――いいんだろうか。若手注目作家が未来の見えない大人たちに捧ぐ、渾身のお仕事小説! 大学卒業後に入社した大手広告代理店でパワハラに遭い、三年たたずに退職してしまった未谷千晴。働く自信と希望をすっかり無くしてしまった千晴だが、どうにか「普通の大人」に戻りたいと、叔母が経営する人材紹介会社を活用しながら転職活動をすることに。彼女はその会社で、「転職の魔王様」という異名を持つ凄腕キャリアアドバイザー・来栖嵐と出会う。「仕事内容なんて何でもいいから、とにかく履歴書の空白期間を埋めたい。それが未谷さんのご希望ですか」面談初日から不躾な態度で接してくる来栖に、千晴は戸惑うが・・・・・・。人気漫画家、おかざき真里氏、推薦!
転職の魔王様
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紙の本転職の魔王様
2023/11/04 19:11
民間の会社でこんなCAまずいないと思う。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
転職エージェントCAの話。
求人を出している会社が採用したら、その紹介手数料をもらうのが転職斡旋会社である有料職業紹介事業所。
そのため、手数料を高く取れそうな会社に斡旋できそうな人には手厚く、そうでない人にはそれなりに、と言ったところではないだろうか。
もっと言うなら、そうでない人は登録すらスルーされ、メールで申し訳程度の求人情報が送られてくるとく様子ではないだろうか。
そんな中、真に求職者が納得して働ける仕事を斡旋できるよう求職者自身にも考えさせるため、あえて厳しい物言いをするアプローチの来栖に戸惑う未谷。
民間会社ではかなり珍しいと思う。
モノの言い方がどうかと言うところは別にして、本来職業紹介とはこうあるべきだと思っているので、ある意味理想な話だった。
残念なのは、若い求職者ばかりで、それなりに後押しすれば決まる人たちの話だったので、ちょっとライトな感じだったこと。
エンタテイメントである小説としては、生活やいろんなしがらみがあって、重くなりがちな中高年のシビアな転職までは踏み込めないといったところか。
だけど、いろいろな求職者、CA、仕事、職場の話は随分と取材をされただろうと感じた。
それらに対するそれぞれの思いもよく汲みとって仕上げた、しっかりした物語であると思う。
できれば、就活する前に読んだ方が良い。
紙の本転職の魔王様
2023/01/09 18:28
より良い人生を歩むための決断にする。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
転職は逃げではなくて、よりよい人生を歩むためのきっかけ。ただし、自分に何が必要で何を希望しているのかは自分で決めなきゃならない。大人なんだから。
いろいろ勇気をもらえるお話です。ちょっと辛いこともあるけどね。
ブラック企業でボロボロになった千晴は叔母の経営する転職エージェントで働くことに。一年間の試用期間で出会った求職者を通じて、仕事とは何か考えます。
教育係の男性は「魔王様」と社内であだ名される人で、いろいろ厳しいけれど自分を見つめなおすチャンスをくれます。