電子書籍
熱海の奇跡
著者 市来広一郎
大前研一氏、木下斉氏推薦!
「衰退した観光地」の代名詞となっていた熱海はなぜ再生できたのか
Uターンしゼロから街の再生に取り組んだ著者を通して見えてくる、人口減少時代の魅力ある地域づくりのあり方。
◆推薦の言葉
大前研一
「単年度予算で動く行政を民間が補完して町の魅力作りを長期的に推進する格好のモデル。著者が代表を務め、熱海を活性化しているNPO法人atamistaの実績から多くのヒントが得られる」
木下 斉
「この本は地元に戻り、仲間と小さな事業を立ち上げ、成長させることが、まちの再生に繋がることを教えてくれる。読み終えたら、多くの人が挑戦したくてウズウズするだろう刺激に満ちた一冊だ」
◆著者の言葉
この本では、熱海で私たちが培った経験を、可能な限りお話ししました。
ビジネスの手法でまちづくりをすることは、熱海だけに使えるやり方というのではなく、日本全国どこの地域でも使えると思うのです。
なぜなら、かつての熱海の衰退は、日本全国の地方の衰退と同じ構造で起こったからです。(プロローグより)
熱海の奇跡
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍熱海の奇跡
2021/11/15 23:21
民間でまちづくりに携わる姿勢に学ぶ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も人口が減少している観光地に住んでおり、何か参考にできることが見つかればと思い、本書を読みました。行政が主体となるべきまちづくりに、民間人の立場で主体的に取り組んでいる著者の体験談が綴られています。
時系列に沿って書かれているので、さまざまな事業を立ち上げた経緯はわかりやすかったです。リノベーションや不動産オーナーを重視した考え方は、本書を読むまであまり意識していませんでした。一連の活動の中での失敗談や周囲の協力姿勢についても参考になります。
一方で、個々の事業の話では「なんとかして持ち堪えた」というような記述もあり、財源の確保や運用に関する具体的な手法は本書でそこまで学べませんでした。
また、著者にとって熱海は地元(Uターン移住者)であるため、郷土愛も強いのだろうなとは思います。そして、その想いがあるから頑張れているのだろうとも思いました。