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NHK連続テレビ小説 エール
昭和という激動の時代、福島の老舗呉服店の跡継ぎとして育った主人公・古山裕一は、たび重なる挫折を経験しながらも、音楽への夢を膨らませていく。やがて行動力にあふれる運命の女性・音と出会い、二人は夫婦に。個性豊かな周りの人々を巻き込みながら、裕一と音は二人三脚で数々のヒット曲を生み出していく。
主人公のモデルは、「栄冠は君に輝く」などの応援歌や、「長崎の鐘」などヒット歌謡曲を多数手がけた、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而。早稲田大学の応援歌「紺碧の空」の誕生エピソードが描かれたり、昭和歌謡史を彩る山田耕筰や古賀政男、伊藤久男、三浦環をモチーフにした人物が登場するなど、読みどころも充実の1冊。
NHK連続テレビ小説 エール 上
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紙の本エール 下
2020/12/21 20:39
面白かったです
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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
音楽以外何のとりえのない少年が大作曲家へとなる過程を描いた成長物語後編です。この後編の山場は戦争でした。軍部に請われるがまま戦意高揚の曲を作り続け、沢山の若者を戦地に送り死に至らしめてしまったと祐一は後悔の念に深く苦しみます。そんな祐一を救ったのもやはり音楽でした。音楽家として復活し、東京五輪のテーマ曲を作るまでに至る道は読んでいて爽快でした。ただ、その後はほぼ駆け足で、それぞれのエピソードがあまり掘り下げられていなかったのはもったいないと思いました。ラストの砂浜をかけるシーンはドラマ同様良かったです。
紙の本エール 上
2020/10/28 13:49
面白かったです
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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
音楽以外何のとりえのない少年が大作曲家へとなる過程を描いた成長物語前編です。少年期の祐一はどもりで気が弱く劣等感の塊のような少年ですが、父親や小学校の先生などが理解者となり、音楽の才能を開花させてゆきます。友や理解者に恵まれた祐一はやはり恵まれているのだなと思いました。また、何かにつけて消極的な夫祐一に対し、妻の音は常にポジティブ。この足りないものを補い合うかのような夫婦のバランスも読んでいてとても楽しかったです。