ihaさんのレビュー一覧
投稿者:iha
![基本文法から学ぶ英語リーディング教本](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/31286694_1.jpg)
基本文法から学ぶ英語リーディング教本
2022/03/14 11:35
素晴らしい一冊です
13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
文の構造を基礎から徹底的に叩き込む本です。決して楽ではなく、むしろ理解→暗記の繰り返しで非常にタフですが、それらを乗り越えた暁には成果が確実の約束されている一冊だと思います。
![英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/30829682_1.jpg)
英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで
2022/03/14 11:51
勉強になります
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
英文解体新書の著者による新書による英文解釈本です。解体新書よりは易しめですが、文学や新聞などなど色々な媒体の英語を読み解く重要なヒントが散りばめられています。巻末の60の例文は勉強になるので繰り返し読んで覚えこもうと思います。
![熱帯](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/31081007_1.jpg)
熱帯
2021/09/20 13:43
面白かったです
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
複雑怪奇でひとを煙に巻くようなはなしでした。「熱帯」という物語を境界として現実と非現実を繰り返し行ったり来たり。そしてどんどんとその境界が不明瞭になり、自分がどちらにいるのかよく分からなくなってしまう。とにかく不思議な読後感が残りました。
![四畳半タイムマシンブルース](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/30371330_1.jpg)
四畳半タイムマシンブルース
2020/08/18 17:50
果てのない物語
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
上田誠氏による戯作「サマータイムマシン・ブルース」を下敷きとした四畳半物です。小津を始めとする四畳半神話大系の個性豊かな愛すべき登場人物たちがタイムマシーンに乗って今日と昨日を行ったり来たり。いろいろ騒動を起こし、主人公である「私」を引っ掻き回しまわすのはまさに四畳半の真骨頂。他者の戯作が見事に著者の四畳半のいちエピソード(これもお得意の並行世界?)へと化けています。非常に面白かったです。
![運命の裏木戸](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/02480843_1.jpg)
運命の裏木戸
2021/11/19 12:08
面白かったです
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
クリスティーの実質上の最後の作品なのだそうです。と言う事で名探偵夫婦の活躍も今作で終わりとかなりさびしいです。初登場時は「2人合わせて45歳」と若かった2人ですが、年を重ねて今作ではお互い70を超えた老人になってしまいました。息の長い作品です。年はとりましたが、タペンスの好奇心と茶目っ気は相変わらずで、とても愛らしいです。今作には今までみたいな派手さはありませんが、しっとりと読ませてくれました。年も年なので物足らないくらいがちょうど良いのかもしれません。代わりに2人の愛犬ハンニバルが大活躍でした(笑)。
![英文解釈教室 新装版](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/28327164_1.jpg)
英文解釈教室 新装版
2021/11/19 10:50
面白かったです
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
言わずと知れた受験英語の名著で、英文解釈系のテキストの代表のような一冊です。一冊やり通すのには結構時間がかかりますが、繰り返し取り組むことで難解な英文も読めるようになります。
2021/12/03 10:56
面白かったです
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
非常に複雑で壮大な物語です。冒頭は中国の文化大革命から始まり歴史小説かと思いきや、あっという間に時間軸が現代に移動し、科学者の不審死を扱うサスペンス物のようでもあり、SFのようでもあり…。いろいろな要素が繋がりはじめ物語に全容が少しづつ明らかになり始めるのは中盤以降。難解な科学や思想的な考察もあって非常に読み応えがあります。そして物語は全人類に絶望を与え唐突に終わりを迎えます。次作ではどういう展開になるのでしょう。非常に楽しみです。
![外国語上達法](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/00402369_1.jpg)
外国語上達法
2021/12/03 10:22
面白かったです
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
どうやったらネイティブのように言葉を操れるようになるのだろう。そもそも努力でその域に入ることができるのだろうか。この本の最終章で「レアリア」という言葉が出てきます。その国、その地域固有の共通認識を指すこのレアリアという言葉が母語話者と言語学習者の決定的な違いを表している気がいたしました。言語をより深く知るために、やはり体験に基づく知識は大切なんだと再認識した次第です。
![シェイクスピア全集 19 ヘンリー六世](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/03163687_1.jpg)
シェイクスピア全集 19 ヘンリー六世
2021/11/19 12:26
面白かったです
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フランスとの100年戦争に始まり、国内のジャック・ケイドの乱を経て、最後はランカスター対ヨークのばら戦争にて終演とシェイクスピア作品の中でも屈指の荘打差を誇る三部作です。その分多くの人物が登場し、それぞれの思惑が複雑に入り組み難解な部分もありました。人間の業を多角的に描いた名作だと思います。
![親指のうずき](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/02464941_1.jpg)
親指のうずき
2021/11/19 12:08
面白かったです
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「ふたり合わせても45歳」だった2人も今作では子供が結婚するくらいに年をとってしまいました。しかしおばちゃんになってもタペンスは相変わらず愛らしいです。で、途中、タペンスの単独行動などは単調過ぎて、何を追っているのか筋を見失いかけましたが、最後はアガサらしく、予想がつかない終わり方でした。あと1作でこのシリーズともお別れだと思うと少しさびしくもあります。
![オリエント急行の殺人](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/03387376_1.jpg)
オリエント急行の殺人
2021/11/19 12:03
面白かったです
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クリスティ物の傑作のひとつです。雪によって閉ざされたオリエント急行内で殺された男の容疑を巡りポアロが大活躍します。乗客(容疑者)の数が多いのと偶然と必然の出来事が絡み合い、中盤は非常に複雑で、設定を覚えるのに必死でした。その分、圧巻なのは最後の謎解きです。パズルのピースがぴったり合うかの如く、真実が明らかになってゆくさまはやはり読んでいて非常に爽快でした。また、最後のポアロによる大岡裁きも良かったです。謎解きの最終章だけは何度も繰り返し読みたいです。
![秘密機関](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/03354025_1.jpg)
秘密機関
2021/11/19 12:00
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性格が異なるこの男女がお互いを補いながら事件を解決するトミーとタペンスシリーズ第一弾です。今作では失踪した女性と失った秘密文書を探すべく奔走いたします。この時点ではこのふたりはまだ付き合ってもいなかったのですね。それでもひとつ危機を乗り越えるたびに絆が深まってゆくのがよくわかります。若いふたり故に、ポワロやマープルのようには鮮やかにいきませんが。その若さゆえの未熟さがまた楽しい作品でした。ミステリーが二転三転する展開は他のクリスティー作品同様に楽しみました。
![おしどり探偵](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/02432876_1.jpg)
おしどり探偵
2021/11/19 11:57
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探偵小説マニアの若い夫婦が活躍するアガサ・クリスティーの短編推理物です。各所で見られるトミーとタペンスの夫婦漫才のようなかけ合いがとても微笑ましいです。ポアロ全作品を(ほぼ)読み終わり、寂しく思っていた所で、また楽しみが復活した思いです。アガサは本当に奥が深い!
![カーテン ポアロ最後の事件](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/03456110_1.jpg)
カーテン ポアロ最後の事件
2021/11/19 11:55
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時系列順ではポアロ最後の事件です。舞台は懐かしのスタイルズ荘、そして相棒にヘイスティングスが久々の復帰です。ポアロシリーズをヘイスティングス有り無しで分けますと、正直言いまして「無し」の方が断然好みです。彼の立ち位置はホームズ物で言う所のワトスンでありますが、彼に比べてオッチョコチョイ&おせっかい過ぎて鼻について仕方がありませんでした。しかしこの最後の事件においては彼以外の相棒はあり得ませんでした。また謎解きはジグソーパズルがビシビシと埋まってゆくようで爽快でした。ポアロ最後の決意には涙を誘います。