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決定版 皇室論 - 日本の歴史を守る方法 -
著者 倉山満
旧皇族の男系男子孫の皇籍取得はどうすれば実現できるか?
皇室の歴史は日本の歴史そのもの。
先例を学べば答えはみつかる、日本を守るために何をすればいいかがわかる一冊。
皇室についてお話をする際には、大原則を共有しておく必要があります。
さもないと無限大に会話が通じなくなりかねません。
最低限の価値観を共有していないと話ができません。
そこで最初に、皇室について話をする際の大原則を、四つ確認しておきます。
第一に、「本来、他人の家について語るのは失礼である」ということ。
第二に、「皇位の“安定的”継承など、絶対に子供が生まれる技術が存在しない限りありえない」ということ。
第三に、「皇室について語る際は先例に基づくべし」ということ。
第四に、「日本国憲法の条文と通説の範囲内で論じる」ということ。
■皇族が一人もいなくなる危機があった
■「日本の歴史が終わる!」という危機感の中で……
■なぜ「女系天皇容認論」が飛び出したのか
■悠仁殿下はお命をも狙われている!
■有識者会議でどのような議論がなされたか
■秋篠宮家から皇位継承権を取り上げたい人々
■知っておくべき皇室の系図
■Yahoo!コメント欄で好き勝手言って良い話ではない
■秋篠宮家バッシングの本質
■誰も注目しなかった秋篠宮殿下のご発言
■「警告する権利」「激励する権利」「相談を受ける権利」
■男系は直系に優先するのが皇室の伝統
■何十年も先の話を今から必要とする皇室
■「五世の孫」の原則
■「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得」への五つの反論
決定版 皇室論 - 日本の歴史を守る方法 -
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皇室論 決定版 日本の歴史を守る方法
2023/01/27 22:58
「男系男子」のファンタジー
6人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何でも尊敬する宮脇淳子同様、「韓国史はファンタジー!」だそうだが、准三宮は「皇族に「准じる」」ので「准皇族」という項目が作られている。著者は朝鮮王公族を忘れているのだろうか。韓国併合条約と明治天皇の詔書で大韓帝国の皇帝と皇族を王公族に封じていたのは知らないはずはないだろうに。
殿下の敬称について摂政関白と将軍といった臣下に使われていたから「問題はない」そうだが、意味が分からない。おそらく昭和22年に皇籍を離脱した元皇族と「男系男子」を指すのだろうが中間項がないので論旨が飛躍している。「男系男子」カルト向けにファンタジー本を売るので、「一方、民間人の女性が皇室に入られて皇后になられた場合には、皇后「陛下」となる。つまり、むしろ民間人の女性は優遇され、皇族と同じ扱い」と言うが、朝鮮王公族の敬称は殿下なのだが。
「不登極帝は嘉例」だと思っているらしいが、何故か承久の乱で鎌倉幕府が院政を継続する為に擁立した後高倉院を「起点」にしている。持明院統への慰撫として行われた後醍醐天皇による光厳院への尊号宣下と正平の一統での後村上天皇による光明院と崇光院への尊号宣下を落としているが、応永の後亀山院への尊号宣下が旧南朝への慰撫を目的として行われたのと同じで、とても「嘉例」とは言えない。
「天皇ロボット説」を批判しているのに、「敬宮殿下が旧皇族の男系男子と結婚しなければならない」というのは矛盾しないのか?237頁に「東久邇家は皇室と血縁が濃い」という「週刊SPA!」から転載されたという系図があるが、あくまでも「女系での近さ」だ。あれだけ「女系」を忌み嫌う「男系男子」カルト特有の「発想」だが、これこそ「ダブル・スタンダート」だ。何しろ他の本で「神勅は神武天皇が渙発した」と戦前なら不敬罪ものの放言を書き散らすのだから、内親王・女王は崇光天皇の皇子の栄仁親王を祖とする伏見宮家に発する旧皇族の「男系男子」に「正統性」を付する為の道具とでも思っているのだろう。
足利義満の簒奪計画については中公新書の「室町の王権」そのままで、まるで宮脇淳子が「聞き書き ある憲兵の記録」を買わずに「キメラ」からの孫引きで済ませているのに似ているが、同じ中公新書の「足利義満」に「室町の王権」に対する批判として同じ事を書いているのを読んでいないのだろうか。「室町の王権」でも分かるように義満没後に将軍義持は朝廷から下された「太上天皇」号を辞退しているが、そんなに根回しの効いた「簒奪劇」なら何故、実権はなかったとは言え征夷大将軍位にある義持をはじめとする幕閣達が後を継がなかったのだろうか。足利義教に通じる義満の独裁的な性格と義満個人の権威あっての「簒奪劇」ではなかったのか。
それにしても「中世になると」なのに、昭和22年に制定された現行の皇室典範じゃあるまいに「「五世の孫」の原則は女性も同じ。三世(孫)までは内親王。五世(玄孫)までは女王」だってさ。崇光天皇と同母弟の後光厳天皇は践祚まで実名のない王だった事とか後白河法皇の皇子の以仁王は元服はしても親王宣下は受けていない事とか皇孫になる北陸宮は親王宣下どころか元服すら行われなかったので実名が伝わっていないのを知らないのは確かだ。これで「皇室の伝統法及び継嗣令」云々を「説明」しようとするテキトーさには感心する。まるで「韓流時代劇のファンタジー」という風車に「朝鮮時代にはハングル文学は普及しなかった」という類のテキトーな槍で突撃する宮脇淳子そっくり。
2025/03/05 07:15
人間ですよ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しまりす - この投稿者のレビュー一覧を見る
皇族も人間ですよ。
私たちもより良い方向に変わって行く必要がありますね。
この本を読んで気持ちが温かくなりましたか?
仇討ちではありません。