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喪服奴隷
著者 但馬庸太
「父さんがいなくなって欲求不満だったんだね」対面座位で抱かれながら少年の首にしがみつく義母。夫の葬儀の夜、義理の息子が剥き出しにした邪欲。「やめて! 私はあなたの母親なのよ」拒絶も空しく、寝室で、浴室で、遺影の前で、気の向くまま穢される。悪魔の毒牙は隣家の未亡人、そして実母にまで!
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喪服奴隷 三匹の未亡人
2015/06/05 00:07
作者の新たなチャレンジを感じさせる実母相姦&母子交姦
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投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに示すほど喪服の場面は多くない。奴隷というよりも望んだ関係と言った方が近く、「三匹」と呼ばれるような扱いも受けていない。何より凌辱の路線からは外れて誘惑系の領域に片足どころか胸くらいまで浸かった変化に対し、これまでの但馬作品を読み込んできた諸兄であればあるほど困惑するかもしれない。このテイストが今後も続くのかどうかは知る由もないが、少なくとも本作においては2組の母子が織り成す相姦絵巻へのチャレンジという意味で歓迎したい。
【実母×主人公】
【主人公×義母】
34歳にして未亡人となってしまった義母【綾乃】に秘めた想いを抱いている高校生の主人公【祐】だが、綾乃も母の矜持は保ちつつ少し溺愛している感じ。しかし、これに割って入ろうとするのが39歳の実母【香苗】という構図で話は始まる。香苗も今は未亡人となっており、祐の将来を見越して、そして置き去りにした後悔もあって祐を自分の元へ置こうと企てるのが半ば強引な官能的アプローチである。序盤から実母相姦が母の誘惑で始まるのは驚きであり、これまでとは一味違うことが汲み取れる。ただし、これがきっかけとなって義母への想いをさらに強めた祐が後に綾乃へ挑みかかる流れは作者らしいところ。それでも7章立ての第三章で綾乃は早くも堕ちてしまい、続く第四章では主従逆転の形で香苗も祐の虜になってしまう。もう1組の母子が後半より登場するからである。
<主人公×実母>
お隣さん家族の痴態を図らずも覗き見てしまうのは「黒本」のお約束だが、これによって隣人の<早紀>が秘めていた儚い想い、その蕾が戸惑いながらも次第に開花していく過程がしっかり描写されているのも作者らしいところであり、実は息子の<健人>も想いを抱いていたことから2人は結ばれる。これもまた早紀からの誘惑的アプローチが発端である。そして、第五章と第六章の主人公は健人であり、メインヒロインは早紀である。箍が外れた2人の爛れた情交場面は淫猥なことこの上なく、先の3人とはまた違った母子の姿が見られる。
この2家族が最終的には乱行的母子交姦へと発展していくために、いわゆる一竿至上主義な御仁にはおすすめできなくなってくるが、ここでもメインは早紀であり、どちらかと言うと健人の嫉妬心を煽る形になっている。祐の側には母が2人いるが片方との絡みは極力控えているようでもあり、この辺りは母子交姦の「ぐぬぬ……」な側面を多少はソフトに表現しようとの意識も感じられた。ただ、裏を返せば正面切って始めた交姦故の物足りなさもあり、綾乃や香苗がサブヒロインのように見えてしまう「あれれ?」な印象もあったと言わねばならず、クライマックスにしては(早紀に寄り過ぎたせいか)やや失速したようにも感じた。
凌辱作家だからとこれまで敬遠してきたとしても本作は充分に誘惑路線の範疇だと思うので、この機会に触れてみるのも一興ではなかろうかと。