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クレギオン
著者 野尻抱介 (著)
〔クレギオン1〕ミリガン運送の社長ロイドと女性パイロットのマージは、愛機アルフェッカ号の修理費を稼ぐため、惑星ヴェイスへと向かう。だが、その軌道は『大戦』の負の遺産である機雷原に覆われていた。地表へと降下するには、優秀なナビゲーターが不可欠だったが……。野尻ハードSFの原点、いよいよ開幕
ヴェイスの盲点
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評価内訳
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紙の本ヴェイスの盲点
2003/12/02 16:22
これは書評ではない
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投稿者:INU - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者も偉くなったなぁ(皮肉抜きで)、
というのが書店で平積みされてるのを見た瞬間の感想。
個人的にこの作品は、ちょうどヤングアダルト小説にはまり始めていたころに出会った、この出版形態の「玉石混淆」ぶりを示す最初の例だった。
安易な「翻案」だ、という人もいるだろうが、中学生への入門書的な性格だったこと、そしてこの作品がデビュー作だったことを考えると、その点を責めるのは酷というものだろう(ハヤカワ版ではモトネタバラされてますし)。何より、この著者の魅力は、抑制された、必然性のある、しかし豊かな人間描写に在ると私は思う。その点はこの作品でも、主に少女の成長という形をとって、きちんと描かれているのではないだろうか。
…というのが今でも実家に帰るたびに読み返している富士見ファンタジア版の感想。ハヤカワ版は解説、あとがき以外未読です。んー、もっぺん年末に読み返して、ハヤカワ版も買って見んとなー。しかし、「ロケットガール」もそうだったけど、主人公べつに少年でも話はそれなりに通じるよなー。