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ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹

著者 ジェフリー・ユージェニデス , 佐々田雅子

ぼくらが皆あこがれていたリズボン家の五人姉妹が、次々と謎の自殺を遂げた。美しく、個性的で、秘密めいてすらいた彼女たちは、その死でぼくらの心をさらに惹きつけた。時を経て今、ぼくらはふたたび彼女たちの思い出の中にさまよい出す。ぼくらを変えた、その最期を知るために。甘美で残酷な、異色の青春小説/掲出の書影は底本のものです

ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹

税込 858 7pt

ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹

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評価内訳

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ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹

2001/08/04 17:14

芥川的自殺なのか

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:バイシクル和尚 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1970年代のアメリカ、デトロイトを舞台とした青春小説。五人姉妹の末っ子セシリアの自殺をきっかけに歯車が狂い始めるリズボン一家。一家の退廃は残された4人の姉達の連続自殺で幕を閉じる。70年代という不安定な時期に不安定な思春期を迎えた姉妹、そしてそれに対処しきれなかった両親。幾つもの不安定が重なった結果は当然の如き死であった。
 内容はタイトルから一目瞭然であるのだが、その異様さもタイトルに負けず劣らずであった。流れ的には、姉妹に恋していた少年達が後日談として彼ら自身でまとめた「事件」のレポートを報告する形で進んでゆくのだが、こういう形式にも作者の巧さが感じられた。この作品、映画化もされていて(「ヴァージン・スーサイズ」)それも見たが原作にほとんど(というよりも全く)手の加えられていないものであった。そういう点でもかなり完成度が高かったのだろう。
 あと気になったのが主題である5つの自殺がさらりと書き流されているところであった。5つもの死がほんのちょっとの文量で収められている。しかし物語全体としてはそれでしっかりと整合がとれているのだ。5人姉妹の自殺は当たり前のことのように受け止められる、そしてそれが70年代以降のアメリカの衰退を示唆している。20代の死因の一位が自殺である今の日本の現状を踏まえてみても読む価値はあるかもしれない。

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ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹

2017/02/17 06:52

“わたしたち、生きていたいだけ。もし、誰かがそうさせてくれるなら”

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ましろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

姉妹の死の真実は誰にもわからない。もしかすると彼女たちですら。それでも姉妹に魅せられ、見つめ、彼女たちの置かれた状況に寄り添おうと、理解しようと巡らす語り手たちの、彼らなりの愛と心を思う。“わたしたち、生きていたいだけ。もし、誰かがそうさせてくれるなら”他者の入り込むことのできない本当の苦しみの根源は、哀しいほどそこら中に在りながら、ただ探ることしかできない。見つめ返す視線を見逃した瞬間から、混沌や孤独はより深くなったのかもしれず。姉妹とぼくら。届かぬ声と声の狭間に立たされた心地は、生と死の余韻を強めた。

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ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹

2004/10/02 06:17

生の醜さと死の美しさ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:poppo - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」、この作品は70年代のミシガンの田舎町を舞台に、すでに大人になった少年が語る失われた美しい少女たちへの思い、という形で綴られていく。五人姉妹の自殺の原因は謎のままで終わる。

若く多感な時期に死への強い衝動や美意識を感じるということを、私は実感していない。美に憧れる自意識の強い女性であればそれはなおのことでもあろうが、私は女性でもない。
この作品には70年代アメリカに内在していた不安感、それ以前の夢の崩壊が描かれていると、主立つ評は語るけれど、日本人である私にはそのようなシンパシィを主体的に感じる術も無い。

むしろ切実に訴えてくるのは、自分の身を守るための環境が緩やかに自分を窒息させていくことへの矛盾感と、その矛盾に際して「勇敢な」死を選び自らの命を絶っていく姉妹たちの美しさ…に、憧れと崇拝のような感情すら抱く、しかし年頃の男の子として、終始彼女たちをある種「特殊な存在」としか見られないこの作品の語り手の「元」少年の気持ちだ。

匂いたつような肉感的な描写は、無垢でけがれのない少女が肉体的に成熟しつつあるゆっくりとしたメタモルフォーゼを思わせる。自我の成熟と共に個の世界から社会性を持つ動物へと進化する運命を自覚した少女たちは、メタモルフォーゼの途中で目を覚まし、自分が醜いヘビトンボになろうとしているのに気がつく。何千何万もの集団をつくり、意思を持たぬような行動に加わり、無価値的な集団的なあっけない死を迎え、街を汚す生ゴミのような屍と成り果てるヘビトンボ。羽毛のような夢とざらざらした現実の狭間。

彼女たちは、目を覚ましたことによる美しさと、目を覚ましたことによる失望を同時に手に入れる。
ヘビトンボのような生に従い街を汚すか、その存在を自ら消し去るか。その時、少女たちの胸には生に勝る死の価値が生まれる。
そうして姉妹たちが闇の世界へ導かれていくことを阻みつつ、結果としてなにもできなかった少年と両親。そして、その死自体は決して美しくはない「いびつな」ものだった。

自殺を肯定するわけでも死を美化するつもりもないが、死に魅入られ崩壊していく姉妹と家族、その過程の描写は、読み進むほど五人の姉妹の美しさを際立たせ、輝かせる。
それはある意味、朽ち落ちて死んでいく大量のヘビトンボの美しさをも裏付けるものではないだろうか。

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