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- 出版社: フロンティアワークス
電子書籍
身代わりの生贄だったはずの私、凶犬王子の愛に困惑中 完結
伯爵令嬢のナディアは、前妻の娘という立場のために家族から使用人同然の扱いを受けていた。義母や異母妹から虐げられる毎日の中で、唯一の心の支えは他の人には見えない不思議な光“パールちゃん”の存在だけ……。
そんなある時、ナディアは異母妹の身代わりとして“凶犬王子”の異名を持つ第二王子クロヴィスの側付きを務めることになる。傲慢で横暴で冷徹と噂のクロヴィスのもとで働くことに不安を覚えるナディア。しかし、「この家から自立できるならば」と勇気を出して、側付きとして出向くことを決めた!
実際にクロヴィスからは噂通りの傲慢な対応を受けるも、懸命に働くなかでナディアの頑張りを認める彼の誠実さが見えてきて――?
ピンチをチャンスに変えて幸せをつかむ、異世界シンデレラストーリー!
【電子限定版】身代わりの生贄だったはずの私、凶犬王子の愛に困惑中 1
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紙の本身代わりの生贄だったはずの私、凶犬王子の愛に困惑中 2
2023/11/09 01:33
最後までパールちゃんとの絆が良かった~!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
妖精が見える愛し子だったナディアは、妖精の守護者である狂犬王子と無事に婚約した。結婚式の準備をする中で、何年も行方をくらませている妖精の話を聞く。
そして領地に蟄居していた義妹が行方不明になったと連絡が入り。
妖精と人の関係に目を向け、問題に向き合いながら無事に結婚に辿り付く大団円の完結巻。
妖精を完全な善の存在として描かず、また人の欲望の末路も最終的に情で甘い処罰を選ぶということがない結末で良かった。
利用され騙された被害者なら、同じように誰かを傷つける加害者になってもいいわけじゃないもんね。
そして相変わらず相棒なパールちゃんとナディアの関係がとても良い!
アンセルムの過去は悲惨だったけど、パールちゃんとナディアの良い関係を丁寧に描いてくれたから、良い結末になったと思う。
書き下ろしのパールちゃん視点の恋の話は匂わせでもったいないような、もどかしい感じ!
パールちゃん推しなので一巻より出番が減っていた感じなのは残念だけど、ここぞってときに大活躍して番外編も読めて良かった。
後日談の方も、家族愛に飢えているナディアを受け入れる王家の優しさが描かれていて、単純な二人のいちゃらぶじゃなくて良作だった。
電子書籍【電子限定版】身代わりの生贄だったはずの私、凶犬王子の愛に困惑中 1
2022/11/28 12:55
王道でいい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
無関心な父と正妻の子を虐めるのが生き甲斐な義母と義妹に使用人以下の扱いを受けてきたナディア。
狂犬王子と呼ばれる苛烈で傲慢と噂の王子の元へ義妹の出仕を打診され、身代わりにナディアがいくことに。
伯爵家の外に出られるとあって喜んで無理難題をこなしたナディアが狂犬王子に気に入られて求婚される王道シンデレラストーリー。
愛が重すぎて狂った母や、楽な方の愛に逃げた父らのせいで愛というものを信じられず、王子の求婚もすぐに受け入れられなかった展開とか丁寧で良かった。
妖精達も、特にパールちゃんが良い子で可愛い!
愛を受け入れられなかった理由も、そこから恋を自覚するまでの流れも、自覚から尻込みせずにすぐに行動してみせたところまで、とても丁寧で好感持てるヒロインで良かった。
家族へのざまぁも見事だっただけに、1巻で綺麗に終わらず、最後に不穏な強い妖精みたいのが出て終わったのが惜しい感じが。
まぁ続き出るの確定しているから引きを作るのも仕方ないのか。
まとまりよくは終わらなかったなぁという感じ。
義妹は反省してないし、次巻で謎の妖精と反省しない義妹にふりまわされるのかしら。