- みんなの評価
1件
ネットワークはなぜつながるのか 第2版
著者 戸根 勤
ブラウザにURLを入力してからWebページが表示されるまでの道筋をたどりながら、その裏側で働くTCP/IP、LAN、光ファイバなどの技術を説明していきます。インターネットを通ってサーバーまで行って帰ってくる道筋の途中には、今のネットワークの主要な技術要素が全部あります。そこでの機器やソフトウエアがどのように動き連携しているのかを探検すればネットワーク全体の動きがわかります。
本書は、ブラウザにURLを入力してから、サーバーがWebページの情報を返信してくるまでの過程を順番に追っていくというユニークな構成です。入力されたデータがパケットとなって、LAN、ハブ、ルーターを通り、プロバイダの回線を抜け、ファイアウォールをくぐり、次の行き先を探りながらゴールのWebサーバーを目指して、さまざまに姿を変えながら進んでいく様子を追うことで、個別技術を見ているだけではわからない、“現実の”動きがわかります。
IPアドレス、ネットマスク、デフォルト・ゲートウエイなどはパソコンのTCP/IPの設定で目にしますし、家庭内LANも普及してMACアドレスという言葉も身近になりました。「イメージとしてはなんとなくわかる」これらの用語が、現実の機器とソフトウエアがどうように動くかを知ることで、本質からきちんと理解できます。
インターネットの普及で、家庭とプロバイダをつなぐアクセス回線の技術も進んでいます。ADSLでの信号化の技術や伝送方法、光ファイバが高速化できている仕組みなどをくわしく解説しています。
ネットワークはなぜつながるのか 第2版
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
ネットワークはなぜつながるのか 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識 第2版
2008/09/22 16:48
通信の行われる仕組み
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:元帥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第三弾となる日経なぜシリーズ。
今回はネットワークの話だが、わずかコンマ数秒の間に行われる動作を、豊富な図とともに順を追って解説していく。
プロトコル、ホームページ、サーバー、等、普段こういった技術の中身を気にする事なく利用できるインターネットだが、本書を開けばその見方が大分変わるのではないだろうか。