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コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
■ビル・ゲイツの推薦の言葉
「二〇世紀後半、あるイノベーションが誕生し、全世界でビジネスのやり方を変えた。ソフトウェア産業の話ではない。それが起きたのは、海運業だ。おそらく大方の人があまり考えたことのないようなそのイノベーションは、あの輸送用のコンテナである。コンテナは、この夏私が読んだ最高におもしろい本『コンテナ物語』の主役を務めている。コンテナが世界を変えていく物語はじつに魅力的で、それだけでもこの本を読む十分な理由になる。そのうえこの本は、それと気づかないうちに、事業経営やイノベーションの役割についての固定観念に活を入れてくれるのである。」
世界経済とグローバル貿易を飛躍させた「箱」の物語として、国際物流の生きた教科書として2005年の刊行(日本語版は2007年)以来、版を重ねてきたロングセラー、レビンソン『コンテナ物語』の最新情報を加えた改訂版。前回から10年以上を経て、コンテナ船の巨大化が進み、世界の港湾も巨大化・自動化が進んできた。米中貿易戦争の激化もあり、コンテナの将来は予断を許さない。解説・森川健(野村総研)
コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
05/02まで通常3,080円
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紙の本コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
2023/04/16 21:00
マルコム・マクリーンとコンテナリゼーション
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今や当たり前となっているコンテナですが、産声をあげる所から現在そして展望まで熱意を持った筆致で記述されてあり、非常に読み応えのある有意義な一書でした。マルコム・マクリーンの発想は凄いの一言であり、とは言え数々の難局を迎えなければならなかった点と不屈の精神には頭が下がります。
鉄道やトラックといった輸送手段との兼ね合い、更に港湾施設という独特の環境は、船・コンテナとの関わりに於いて一筋縄ではいきません。非常に複雑な要素を呈しています。
一方でコンテナが産まれたという事は、必然的に大規模にならざるを得ない事情になる訳で、物理的な『巨大化』というのは施設開発にしてもコストにしても、巨額を意味するものとなります。その点が恐ろしいと思います。
今迄は、埠頭にある整然と積み上げられたコンテナをただぼんやり眺めていましたが、本書を契機に歴史の重みを以て眺める事が出来そうです。