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世界で一番やさしい考え方の教科書
著者 榊巻 亮
鈴川葵の成長の軌跡、第3弾
「明日までに考えておけ」を実行できる
物語の主人公は、会議術や資料作りを学んで中堅社員になった女子社員です。コンサルタントの父から教わった「思考の循環サイクル」を実践し、普段意識することがなかった「考える」という行為を順序立ててこなしていきます。すると、会議や資料の質が上がるのを実感できるのです。
本書では主人公の成長を見ながら、「考え方」の原理・原則をつかんでいただきます。
「明日までに考えおいて」「もっとよく考えてほしい」──。ビジネスの現場でよく聞く、ありふれた言葉です。誰も疑問に思うことなく受け止めているが、ここで立ち止まってほしい。「よく考える」とは何をどうすることなのか?
ビジネスパーソンは考えるのが仕事であるはずなのに、肝心の「考え方」は誰も教えてくれません。
考え方というとロジカルシンキングやマインドマップなどのツールを思い浮かべる人がいますが、私たちは普段、ツールを使って「考える」という動作をしているわけではないのです。自然に物事を考えている。ただし、そのやり方は言語化されておらず、再現性が低い。誰かに教えることができないのです。
本書はここに目を向けました。とはいえ、自分は「考える力に問題がある」と自覚している人は少ない。そこでビジネス小説が役立ちます。読者の考え方と主人公の考え方を比較することができます。
世界で一番やさしい考え方の教科書
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世界で一番やさしい考え方の教科書 考える力を武器に変える!
2023/05/28 19:30
知っているようで知らなかったノウハウ
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投稿者:S0207M - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の中で著者自身が既知のものもあると記述されているが知っている言葉や考え方が多々出てくる。しかし、言葉の認知で書かれているように表面的なこと、あいまいなままで使っていたことを痛感する。考えたつもりで考えていない、深堀が足りていないとどういうことかがドラマ仕立てのおかげで理解できた。
ドラマ仕立てなのでやさしく理解できていった。
思考の循環サイクルの「行動する」の意味が目次ではわからなかったが、「そうか、そうなんだ」と行き詰ったおりどうすべきかは参考になる。特に思考停止を自分自身でつかむ方法は驚きであり、日常の仕事に大いに役立ちそうだ。
最後の洞察、経験と視点の持ち方を教えてくれている。
自分の仕事に置き換えて活用できる一冊だと思う。