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民主主義と資本主義の危機
中国ですら敵わないほどの強力な敵、民主主義と資本主義の敵は内側にいる。
いま必要なのは、格差解消と中間層の復活だ。
* * *
まずまずの豊かさ、わが子が機会に恵まれること、そして幸せな未来――。
ささやかな期待すらも実現しない政治とグローバル資本主義に民衆は怒っている。
世界金融危機後の中間層の空洞化は、先進国で既存体制への怒りに火を付けた。これから10年後、民主主義と資本主義は放棄されずに残るだろうか。
高所得の民主主義国で台頭する右派・左派双方のポピュリズムは、世界を暗黒に変えるだろうか。
* * *
20世紀はモンスターのような独裁者の世紀だった。いまふたたび独裁者が復活しようとしている。
権力者だけに奉仕する国家に希望はない。
20世紀、人類はそうなる運命を紙一重で切り抜けた。
21世紀もうまく逃げおおせるだろうか。
* * *
FTのチーフ・エコノミクス・コメンテーターが描くいま求められる改革。
民主主義と資本主義の危機
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2024/06/25 09:49
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
近現代の歴史や最近の金融危機やウクライナ侵攻のことも踏まえて、民主主義と資本主義の弱点と重要性などを順々に語っていて、読みごたえがありました。悪いところをきちんと把握し、それを修理してゆくというアプローチが大事なのだろうと思います。一方で、残念ながら、何かが一挙によくなるという希望はあまりないし、下手をすればどんどん悪くなるという懸念はますます強くなりました。

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