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SEのフシギな生態 失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条
著者 きたみりゅうじ (著)
アホな上司に振り回され、おバカな部下には泣かされる。外注業者は駄々をこね、クライアントは無茶を言う。「いい加減にしてくれよ……」そう言いたい気持ちをグッとこらえ、徹夜してでも納期を守る仕事人。日本経済を陰で支える縁の下の力持ち・システムエンジニアの舞台裏を描いた爆笑コミックエッセイ。就職・転職に効くノウハウも満載!
SEのフシギな生態 失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条
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紙の本SEのフシギな生態 失敗談から学ぶ成功のための30ケ条
2009/07/27 20:46
ユーザーとSEさんの相互理解は最重要ですよ~
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あがさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前、数年間SEさんとお仕事をさせていただいていた時期がある。現在稼働しているシステムを担当している常駐SEさんと、新規の開発を担当しているSEさん。合わせて十数名くらいになるかな?
私は、システムを実際に使用しているユーザーとSEさんとの橋渡し的な位置にいた。
SEとは、システムエンジニアのことで、詳しくはこちらを読んでいただきたい。つまりは、ユーザーの欲するところをパソコン等のシステムで実現化する方々なのだ。
SEさんと一言で言っても、様々な方がいらっしゃる。
運用SEさんの場合、ユーザーが何かとちった場合にも、
「これで直せますかね~?」
「なんとかなるんじゃない?」
「ホントに~?」
「(システムが)落ちたら何とかするよ」
という超アバウトなSEさんがいるかと思えば、
「ユーザーがシステムがおかしいと言ってるんです」
「本来はどうあるべきだったの?」
「○○ってやったら△△になるべきだと...」
「ユーザーさんはどうやったの?」
「○○という部分を××とやっちゃったらしいです」
「それって入力ミスだよね?」
「そう...っすねぇ...。直せます?」
「作業依頼書を作ってください」
という方もいらっしゃったりする。
誤解を招くといけないので、ここでキッチリお話ししておくが、どちらのSEさんも経験豊富で実力のある方々である。夜中であろうと、飲み会の途中であろうと、夜間バッチが落ちると駆けつけなければならない宿命を背負っており、とても足を向けて寝られましぇんといった感じ。
開発SEさんもいろんな方がいらっしゃる。
すっごく細かく質問されてくる方、こちらの業務の内容から絞り込んで質問されてくる方、システムの1箇所だけを見て質問されてくる方、ホントに様々。
だけど、楽しかったなぁ...。
忙しかったけど、ワイワイガヤガヤといいながら、ものを作り上げていくって楽しいなぁと思った。自分が書いたシステムの画面が、実装されているのを見たときには、本当に感動したぁ...。
ただ、納入期限が近づいてくると、だんだんピリピリムードが高まっていくけどね。
本書は、そのSEさんの本音がのぞける一冊。
失敗談もあれば、営業の方との対立もあり、ユーザーの度重なる仕様変更に泣かされることもあり、本当に大変である。
その1つ1つのエピソードを漫画で紹介して、そのあと反省点や問題の解決策なんかを付け加えていて、とても読みやすく、SEという業種に興味をお持ちの方は、一度読んでみて欲しいなと思う。
現職SEさんからみれば、「こんな甘いものじゃないぜ」ってことになるのかも知れないけれど(苦笑)。
システムって、最初から完璧なものじゃないのだ。
運用もSEさんが引き続き見ていく場合、ユーザーとSEさんとが協力して、より使いやすくするためにはどうしたらよいのかを考えながら、成長させて(育てて)いくものだと私は思う。それだけに、ユーザーとSEさんとの信頼関係は、とても大事なものだ。
現在の私の職場にあるシステムは、今年度でお別れする。
このシステム、もう15年以上稼働していて、あちらこちらに手が入り、もうこれ以上は無理だよ~って言いながら働いてくれている気がする。でも、「なんとかユーザーの希望に応えよう」という歴代のSEさんたちの気持ちがこもっているような気がして、すごく歴史を感じるし、愛着も半端じゃなく強い。
新システムでも、これだけの信頼関係を築けるSEさんたちだといいなぁと思う今日この頃。
紙の本SEのフシギな生態 失敗談から学ぶ成功のための30ケ条
2006/01/22 18:55
新人の疑問に答えます
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
SE(PG)として仕事をしてきて、新人の頃から疑問に思っていたことや「これはどう考えれば良いのか?」と悩むような出来事が沢山出てきて興味深かったです。
いずこも同じ秋の夕暮れ。
そう考えるだけで何となく心も軽くなったり。
作る側→ユーザー側に立っている現在の自分もそうなっていないか?と反省する意味でも読んで良かったと思います。
どこでも聞くことだけれど、コミュニケーション力が最も大切で最も難しい。この本でも語られています。
そして、それを持つ人材が最も少ないのがIT業界では?
紙の本SEのフシギな生態 失敗談から学ぶ成功のための30ケ条
2011/10/05 23:17
SE とプログラマとのギャップ・対立
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を書いたのはプログラマから SE を経て 「卒業」 したフリーライター. SE というと高級プログラマとおもっていたが,この本と,プログラマが書いた SE についての本などをみくらべると,SE とプログラマとのギャップ・対立がいかにおおきいかがわかる. やとったプログラマをついつい信じてうらぎられ,顧客をよみちがえる SE のすがたが,ここにはある.