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10件
試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。
著者 尾形真理子 (著)
年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL……。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりする女心を優しく励ましてくれる物語。ルミネの広告コピーから生まれた恋愛小説。
試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。
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試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。
2016/07/27 11:15
恋をすること。オシャレすること。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Key - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋をすると女性は綺麗になる。とよく聞くけど、本当にそうだろうか?と常々疑問に思っていた。
お洋服、靴、バッグetc…
選ぶ時にふと頭をよぎることがある…
「あの人はどんな反応するかな?」
思い浮かべた「あの人」のために、オシャレでありたい。綺麗でありたい。「あの人」に似合ってると言われたい。可愛いと言われたい。
そんな思いを抱きながら、鏡の前に立つ経験は1度は誰にもあるはず。
あぁだから、恋する女性は内面から輝いて、オシャレに綺麗になっていくんだなぁ。
恋をすること=オシャレすること=綺麗になること。
様々な恋をする女性たちがオシャレを通じて、自分自身の恋と向き合っていく様子が描かれた1冊。
試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。
2015/09/29 00:06
組曲のような短編集
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくまりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
5人のワーキングウーマンの、5つの恋の物語。彼女たちの時間は、渋谷にあるという「クローゼット」というセレクトショップで交差する。就職活動で知り合った愛人にいつまでも結婚を先延ばしされているクミも、かわいがっている後輩のフィアンセが自分を棄てた男だったアユミも、様々な思いを抱えながら、「クローゼット」の試着室に入っていく。意地だとか、こだわりだとかを脱ぎ捨てて、鏡の前で裸になって、新しい服に袖を通す。後ろ向きで臆病な自分を変えることはできないけれど、少しだけ、自分を好きになれそうな気がする。5つの物語を読み終えると、それぞれが組曲のように響きあう読後感が心地よい。そして、自分もそんな魔法にかかりたくて、新しい季節の服を買いに行きたくなる。
2020/04/25 12:20
途中モヤモヤしましたが。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
想像力豊かだと、ハッピーエンドを妄想して楽しめる作品です。