神さまたちのいた街で
泣くもんか。
無力な子どもでいる時期なんて、
たった数年なんだから。
ぼくは、ぼくだけの「正義」を頼りに生きていく。
たった一人の親友と、小さな妹と。
あの頃の“痛み”がよみがえる成長の物語
「ぼくだけはしっかりしていなければ」
父が交通事故に巻き込まれたことをきっかけに、
父と母は違う神さまを信じはじめ、ぼくの家族には“当たり前”がなくなった。
ぼくは担任の先生に助けを求めたが、どうやら先生にも自分の正義があるらしい。
大人たちが信じられなくなったいま、
ぼくの「正しい」の基準は、親友の龍之介だけ。
妹のミッコを守ることでなんとか心のバランスを取りながら、
ぼくは自分の武器を探すことにした。
いつか、後悔だらけの大人にならないために――。
あの頃の“痛み”がよみがえる成長の物語。
『ぼくたちの家族』から6年。次の家族のストーリー。
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紙の本神さまたちのいた街で
2019/06/12 20:24
神さま
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
幸せすぎるくらい幸せだった家族が、ある事件をきっかけに思わぬ展開になってしまうお話である。宗教の事は全く分からないが、とにかく怖いというイメージだけが強くある。