- 出版社: 幻冬舎
海辺の俳人
著者 堀本裕樹
潮風を胸いっぱいに吸い、地球と繋がる。
“ここ”にある、小さな確かな幸せ。
海辺の暮らしは、結婚、愛娘の誕生、コロナ禍の自粛生活と、
形を変えつつ穏やかに続いていく。
湘南の片隅の町に暮らす、俳人、ときどき“変人”の初エッセイ。
ふるさとにつながる海や南風
和歌山で大自然に囲まれて育った俳人は、上京してから海にあこがれ続け、25年目、湘南の片隅の町にある「スーパーオーシャンビュー」の一軒家に移り住む。
浜辺で見つけた箱河豚のミイラ、ウイスキーを垂らして啜る生牡蠣、庭にふらりと訪れる猫、臨月の妻との散歩、俳句を詠みながら待つ我が子の誕生、コロナ禍の親子三人での初帰省……。海風に守られるように身を寄せ合って暮らした日々の記録。
七草や疫病の世に児のおなら
俳句結社「蒼海」主催で、又吉直樹さんとの共著『芸人と俳人』、穂村弘さんとの共著『短歌と俳句の五十番勝負』、NHK俳句の選者など、幅広く活躍する俳人の初エッセイ集。
海辺の俳人
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