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電子書籍
花と蛇
著者 団鬼六 (著)
端整な面立ち、二重瞼の大きな目、滴るばかりの艶かしさ……。財界の大立者、遠山隆義の後妻で、二十六歳になる美貌の静子が、義理の娘とともにズベ公グループに誘拐された。彼女を待っていたのは、鬼畜たちによる想像を絶した調教の数々だった。裏切り、絶望、凄惨な責め苦……。団鬼六文学の最高傑作にして官能小説の金字塔、シリーズ第一巻。
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花と蛇1 誘拐の巻
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紙の本花と蛇 1 誘拐の巻
2002/04/08 13:36
官能小説の代名詞
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性の色気、SMの美学、人間の業の深さといった要素が、凝縮され詰め込まれている。全編を通してSMプレイが展開されるが、その文章には妖艶な官能だけではなく文学的な香りすら漂う。本書は全10巻にも及ぶ大作の第1巻。壮大な鬼畜の宴の幕開けである。現代においては古く感じる言葉もあるが、それすらも艶めかしさを増幅させている。直接的ではない慎ましげな表現は、かえって新鮮かもしれない。
官能小説の代名詞になり得る最高傑作。