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- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
電子書籍
テレビは生き残れるのか 映像メディアは新しい地平へ向かう
著者 境治
ITジャーナリスト佐々木俊尚氏推薦!
「テレビの栄華は終わり、映像×ソーシャルの時代が始まる。
本書で書かれていることは、約束された未来だ」
2011年地上アナログ放送停波、広告費激減、
ソーシャルメディアの台頭、スマートTV登場etc.
これらは日本のテレビや映画をどう変えるのか?
クリエイティブビジネスの明日を読みとく渾身の論考!
高度成長時代に「3種の神器」として普及した日本のテレビは、独特の進化を遂げ、他国と比較しても強いマスメディアとなっていった。バブル崩壊後には新聞に圧倒的な差をつけ、メディアの王様としての地位を確立。しかし2000年代に入ると広告収入が頭打ちになり、リーマンショックがそこにとどめを刺す。そして2011年7月、地上アナログ放送停波----
財務的な源泉であった広告収入に頼れなくなる今後、日本の映像ビジネスはどうなっていくのか。スマートフォンやタブレット端末の登場は映像コンテンツの流れをどう変えるか。ソーシャルメディアの台頭によって私たちのメディアとの接し方は変わるのか。コンテンツを生みだしてきた“クリエイター”はどこへいくのか。メディアビジネスを熟知する気鋭のブロガーによる、渾身の論考。
テレビは生き残れるのか 映像メディアは新しい地平へ向かう
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紙の本テレビは生き残れるのか 映像メディアは新しい地平へ向かう
2011/07/18 12:10
ブログの焼き直しにすぎない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iga - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐々木俊尚氏推薦の帯に期待も、がっかりした一冊。
まず、砂画面の表紙が異彩を放っていた。
そもそも、新書っぽくみえない(サブカル本にみえる)ので、手に取る顧客層は限られるか?
内容は斬新かと思えば凡庸の一言。
著者のブログの焼き直しであり、ブログを眺めていたほうがよほど有益である(無料でもある)
凡庸に加え、のっけからの映画産業についての話などは聞きかじりの知識であり、具体的な数値が示されていない。
全て「仮定の話」「だいたい20~30%」「~と聞いている」等々…
致命的だったのが、これからのテレビのありようについての主張。
著者はテレビは単なる放送受像機ではなく、便利な情報端末になるであろう!と締めくくっているが
そんなことは10年前から知られていたこと。
ニコニコ動画やyoutubeなど受け手側の発信について全く触れられていないのも取材不足であり、
逆に「iStoreで色んなモノが買える」とmac信者ぶりのみが鼻につく。
さらには「wiiで家族みんなが楽しめる」と5年前の話を新刊でされても取り扱いに苦慮する。
結局は「iphoneやfacebookで新しい遊び道具を見つけたオジサンの素人感想文」に過ぎない、残念な新書であった。