荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください
男爵家の令嬢・ライラは狭く厳しい自然環境の男爵領で、家族や領民たちと力を合わせ慎ましやかに暮らしていた。
そんなライラの楽しみは土いじりであり、温室をつくり作物の品種改良や栽培に励んでいた。
ところがある日、母方の祖父が有力貴族だということもあり、年頃のライラは王太子妃候補のひとりとして選ばれたことを知らされる。
そうこうするうちに、王子の代わりに王太子妃候補の検分役・カールが男爵領へとやってくるのだった。
王都から来たカールに対し、結婚よりも栽培と男爵領が大切なライラは、王太子妃候補から外されるように領地での令嬢なしからぬ生活を見せる。
しかし意外なことに、農業に理解がある彼は興味を示し、いつしかふたりは打ち解けていく。
ことある事にやってくるカールに対し、自らの気持ちに気づきはじめるライラ。
検分役といえ王子の側近であるカールと、貧乏な男爵家令嬢の自分では釣り合いがとれない。
ライラはカールへの想いを断ち切ろうとするのだけど……。
荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください(上)
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2024/03/15 21:43
王道の話みたいだけど続きが楽しみ
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投稿者:ももも - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中に入る前世の話が今後の結末にどういうふうに絡んでくるのかが上巻ではまだわかりません。メインの2人はハッピーエンドだろうとは思って読んでいますが、従兄弟や母の主治医、人見知りの友人など主人公を取り巻く男性陣がこのページ数にしては多く、前世の話と合わせて下巻を読むのが楽しみです。