電子書籍
災厄令嬢の不条理な事情
――王太子殿下は、とある男爵令嬢にご執心。自身との婚約を公表するという王太子からの手紙が届いた聖爵家令嬢マリオンは、同時にそんな不穏な噂を耳に! そこで彼女は、真相を究明すべく、王太子に不満たらたらな美貌の従者リヒトと共に旅立った。遥かな王都へ二人だけで……。仕方ないじゃない、我が家はド貧乏なのよ! しかも、馬の暴走で徒歩になるし、道中では賊に襲われ、災難続き……。でも、襲い来る不運を撃退して目的を達成してみせるんだから! 災難に愛されすぎている令嬢の前途多難なラブファンタジー。 ※電子版はショートストーリー付。
災厄令嬢の不条理な事情 婚約者に私以外のお相手がいると聞いてしまったのですが!【特典SS付】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本災厄令嬢の不条理な事情 1 婚約者に私以外のお相手がいると聞いてしまったのですが!
2021/10/06 08:14
続きがでたらいいな
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者のシリーズ本がおもしろかったので、読んでみました。設定が新鮮でおもしろかったです。たくましい主人公も好感がもてるし、美貌のヒーローも良い感じです。続きがでたらいいな、と思う終わり方でした。
電子書籍災厄令嬢の不条理な事情 婚約者に私以外のお相手がいると聞いてしまったのですが!【特典SS付】
2022/02/28 23:08
設定や展開は悪くないが、登場人物や見せ方が不十分
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて七人の凶悪な魔法使いを封じて国に貢献したことで聖爵という特別な爵位を得ることになった七つの家門だが、それぞれ封印対象に呪われたせいで不運にまみれて断絶し、いまやマリオンの家門を残すのみとなっていた。
そんな聖爵令嬢マリオンは婚約者の王太子と男爵令嬢の恋仲の噂を聞きつつも、王都に呼び出されて向かうことになる。
七つの大罪をモチーフにした婚約破棄系ラブファンタジー。
読み友さん達が高評価だったので気になっていた作品。
確かに設定や展開は面白かった。
でも主人公のマリオンには何度もイライラしてしまったかなぁ。
「強欲」に対して「寛容」な聖爵家だから、という設定があるものの、不運を背負った災厄令嬢だから自分が悪いのだ、という自己犠牲聖女ムーブが苦手だった。
加えて中盤のようやく王都に辿り付いてからの、なんか言いたいことやりたいことがあるらしいのにずっとモダモダしてひたすら受け身なドアマットムーブも、読者の真相を知りたい好奇心を煽るためなんだろうけどいい加減にしろや!とキレ散らかしそうになってしまったわ。
手紙の相手に恋をしていて、その相手の真相が明かされてヒーローは最初から固定だね!となったかもしれないけど、少なくともあの時点ではまだ気付いていなかった真実だったので、婚約者である王太子と従者リヒトの間で決めかねてる、みたいな雰囲気を感じてしまって微妙な気持ちになったし。
最初から婚約解消してもらうつもりだったわりに、まったく行動しようとしていない様子もマイナスに拍車をかけてしまった。
ついでにあんな王太子を国家に多大な貢献を続けている聖爵家への補償として婚約者に指名して放置な名前すらでてこない国王も無能感強い。
ていうか跡継ぎも彼女だけなんだし、普通は第二王子を婿入りさせる方向になるのでは?
王太子と王家が最終的にクソだったのでナァナァで終わったけど、そこを寛容にしていい問題じゃなくない?
改心して封印解ける前にお家断絶で封印解けてこの国滅ぼされた方がよっぽど良いのでは。
期待値を上げすぎたかもなぁ。残念。