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夢の終わりに、嘘を一つ吐きました
著者 著者:唯純 楽 , イラスト:涼河 マコト
第一騎士団で、むさくるしい騎士たちとの生活に染まりきっていたアーシュラは、見た目も中身も女らしいところなんてひとつもない自分には、恋も結婚も、無理だと思っていた。そんな自分が、まさか優秀有能で知られるデューク・アイデンの妻になるなんて……。
身分差も能力差も承知の上で、デュークを信じて結婚を受け入れた。騎士団の任期が終われば、平和に暮らすはずだった。しかし、裏切りを重ねる夫についに耐えられなくなったアーシュラは、任期終了目前にして別れを選ぶ。
再び戦場に立つことを決意したアーシュラは、別れを決めながらも夫に「また明日会おう」と約束する。
たった一度の嘘だった。
もう二度と、会えなくなるなんて思ってもいなかったから……。
夢の終わりに、嘘を一つ吐きました
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夢の終わりに、噓を一つ吐きました
2018/04/02 21:11
ちょっとせつない恋物語
12人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶん太姉ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
貴族としても、補佐官としてもかっこいい夫。
女としても、妻としても、ちょっと自信のない凄腕の女騎士。
お互いがお互いを想い、愛しているのに・・・。
妻を二度と戦場に行かせないための夫の行動が、妻を傷つけ、妻に嘘を吐かせることになり、二人を引き離します。
死を目前にして、二人ともお互いの大切さを再確認して、離れる姿には涙が出ます。
この物語には嫌な登場人物が一人もでません。
中でもウルスラの登場にほっとします。モーリスもこんな感じでよかった。
できれば新たな3人の生活の様子も読んでみたいと思いました。
2018/11/23 08:24
久しぶりに涙の出た本
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:vanilla - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとつだけの嘘をつく前に、もっと互いに話をすればいいのに出来なかったのよね…。
もどかしいシリアスなすれ違いを読み進み、どうなるのこの展開という所でまだ本半ば。
終盤から番外編は涙が止まらなかった。
伏線が効いてきます。特に髪色について言われた時は、主人公アーシュラより私の方が泣いていたと思う。
2018/06/25 23:04
救いようがない話しかと思いきや
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kanako - この投稿者のレビュー一覧を見る
ものすごく暗い話かと、読みながら心がきゅーっと絞られるような感覚になりつつ、先が気になり読み進めていました。ヒロインか早々に死んでしまい、後悔に苛まれる旦那。暗い…ものすごーく暗い。実は生きてたというオチてハッピーエンドにならないのだろうか…と思わずにはいられないくらい暗いので、ラストの展開が嬉しかった