ユーザー中心組織論~あなたからはじめる心を動かすモノづくり~
(概要)
「そのプロダクトは誰のためのものですか?」ーーこう質問したとき、モノづくりに関わるメンバーは皆同じユーザーを思い浮かべることができるでしょうか。
プロダクトやサービス開発などモノづくりをする組織では、ビジネス・テクノロジー・クリエイティブなどのさまざまなエキスパートが一同に集まります。多様なスキルを持ったメンバーが共創することで、1人の能力の限界を超える成果が得られるからです。しかし、組織の「誰のため」の視点がバラバラになった状態では、良いモノづくりはできません。なぜなら、プロダクトやサービスの良し悪しを決める観点は人それぞれ違うため、全員が満足するモノをつくることは不可能だからです。せっかくエキスパートが集っても、視点がそろわないままでは、生み出されるのは誰の心にも響かないモノです。この問題を回避するには「ユーザー中心な価値観」を組織に根付かせる必要があります。本書は、モノづくりに関わるメンバーの視点をユーザ中心な価値観にそろえていくための方法を解説します。ユーザ価値の解説からはじめ、ユーザ中心なモノづくりについて考えた上で、組織をどうやって動かすかを解説していきます。本書に書かれている内容はけして難しいものではありません。明日からすぐにはじめることができます。本書が「ユーザーの心を動かすモノづくり」をしたいと願うあなたの、はじめの一歩になれたらうれしいです。
(こんな方におすすめ)
・モノづくりにかかわるすべての方
・プロダクトマネージャ/プロデューサー/プロジェクトマネージャ/UXデザイナー
(目次)
1章 ユーザーと組織とあなた
なぜ、いまユーザー視点が重要なのか?
ユーザーを中心とする共通視点
「あなた」からはじめよう
フレームワークは万能ではない
マインドセット × フレームワーク
本書の読み方
2章 ユーザー価値
ユーザーの声を鵜呑みにしてはいけない
価値の中心は機能から意味へ
ユーザー視点に一番近い場所
無意識のバイアスを自覚する
ユーザーの解像度を高める3つの方法
ユーザー視点は共感からはじまる
ユーザーを多面的に見る
ユーザーインタビューをしてみよう
3章 共創する組織
ユーザー価値を生み出す「共創」
組織が変わればモノづくりも変わる
役割中心での共創は難しい
「群盲象を評す」
組織の視点をそろえる
ユーザーが組織の視点を束ねる
共創のための5つの要素
4章 モノづくりのビジョン
ユーザー視点なビジョン
モノづくりのビジョンに必要な情報を集める
ユーザー視点からビジョンを見つめ直す
5章 ビジネスとの統合
ビジネスは組織成長のエンジン
ユーザー中心なビジネスのサイクル
現状のビジネスを理解する
ユーザーとビジネスはつながっているか?
6章 目的に向き合うチーム
役割別チームから目的別チームへ
チームを束ねる目標
ワクワクできる目標を掲げる
7章 学習するサイクル
すばやく失敗し、すばやく学ぶ
学びのサイクルは共創で加速する
デザインスプリントに学ぶ
学びのサイクルを続けるコツ
次、またその次のアクションへ
8章 カルチャーを築く
よいカルチャーは...
ユーザー中心組織論~あなたからはじめる心を動かすモノづくり~
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