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Tとパンツとイイ話
朝、日渡陽太が目を覚ますと後頭部が抱き枕のジョゼ子と一体化していた。この抱き枕は悪友の影時から預かってくれと頼まれたもので俺の趣味ではないんだけど、このシルエットはどう見ても……"T"!! しかたなく「斬新な髪型」で押し通すことにして出かけるが、登校途中でぶつかった女の子の胸と俺の手が一体化してしまう。
「ちょっと……、どういうことなの」――冷たい目で俺を見上げる女の子は幼なじみの光里だった。む、胸の感触が直に……ともかくっ、いったい俺の身に何が起こってる!? 第7回MF文庫J新人賞<優秀賞>受賞! 怒濤の合体ラブコメ、はじまる!!
Tとパンツとイイ話
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紙の本Tとパンツとイイ話 2
2012/02/23 23:28
異能+ギャグ+ラブコメの第2巻。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:霜柱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の頭が萌え系抱き枕と物理的に融合したり、変態な友人が地球と融合したりという、ある意味衝撃的な方向性な異能物だった1巻に引き続きの2巻です。
既に夫婦みたいな状態であった幼なじみと1巻のラストでキスしてしまった為に、固定されていた関係が揺り動かされニヤニヤとする展開に突入しておりますね。このヒロインは中々可愛いです。
このまま単独ヒロインか?と思っていましたが、新ヒロインも登場し(しかも好感度高いこれまた良い子だったりして)、突き抜けた変態である友人も相変わらずですし、ちょっと影が薄い能力者の方々も居たりで人間関係が広がってきてますねー
ちょっとシリアスな予感もしつつ、でもギャグで何とかする事を期待しつつ3巻が楽しみですね。
紙の本Tとパンツとイイ話 1
2012/01/24 02:04
タイトルは酷いですが。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:霜柱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いえ、タイトルだけでなくあらすじも大変酷いのですが、いざ読んだら中々面白かったですねー
ラブコメですが、MFのライトノベルには珍しく(?)ラブの部分が非ハーレムで幼馴染と既に夫婦レベルだったり、能力バトルも要素としてあるのですがバトルがかなりギャグ寄りだったりと、結構異色な作品かと。
ヒロインである幼なじみが天然ボケをぶっちぎっているレベルにボケていたり、友人の変態度が突き抜けすぎていてむしろ壮大だったり、話の展開にコケたりと、中々濃くて面白いですねー
ただ、それらに押し負けて主人公のキャラが弱いよーな気もしなくもないですが。
個人的には、最近のMF作品の中で一番お気に入りです。
紙の本Tとパンツとイイ話 2
2015/09/14 16:13
Tもパンツもない話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
可愛いもの大好きな幼なじみの宇月光里が保護したぬいぐるみのコン、パンツ好きの変態女子高生・火威美紅が利用したハムスターの天むす、能力が暴走した幼女・佐藤優子と、思念糸による超常事件を切り抜けた日渡陽太だったが、その時にファーストキスを奪ってしまった結果、光里との関係が妙にぎくしゃくしてしまった。
そんなとき、都合よく光里が風邪を引いたので、妹の日渡茜のアドバイスを受けて、お見舞いを口実に仲直りをしようとする陽太だったが、優子と共に陽太が見たのは、部屋の中に広がる南極のかまくらの中でポーカーをしている光里の姿だった。
明らかに再び発生した思念糸現象に、変態紳士にして瞬間移動能力を手に入れた真上影時と、思念紡績協会第十三支部に所属する天川星也を呼び、光里を救出しようとする陽太は、光里からとあるクイズを出されることになる。
陽太が絡まれているところを助けた少女と仲良くなっていくのに不安を抱く光里から相談を受けた曽根鞠子が工口助是子との修羅場に遭遇したり、思念紡績協会第十三支部長の金輪平助に呼び出された影時が事件の根底にある真実にたどり着いたり、一風変わったラブコメを繰り広げる主人公とヒロインたちをよそに、サブキャラたちはファンタジーをしっかりとやったりもする。
キャラ別に状況を使い分け、複数の要素を盛り込んだ作品と見ることもできよう。
紙の本Tとパンツとイイ話 1
2015/08/25 10:27
変態友人と幼なじみ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
日渡陽太が目を覚ました時、萌えキャラ抱き枕が後頭部に合体していた!友人の、容姿はイケメン、中身は残念な真上影時から預かった抱き枕なのだが、もう取り外せない。シルエットは完全にTの字と化してしまった陽太だが、とりあえず登校する途中、幼なじみの宇月光里とぶつかって、今度は手が彼女の胸にくっついて離れなくなってしまったのだ。
もはや進退極まった陽太だったが、同級生の天川星也がその事態の謎解きをしてくれる。コンというぬいぐるみのつくも神が、陽太に思念糸という能力の一部を貸し与えた結果、物同士を融合させる性質を持ってしまったのだ。
コンを消滅させようとする天川星也に対し、コンの可愛さにメロメロになった宇月光里はコンをかばい、陽太は幼なじみの意志を通すため、星也に敵対することを決意する。しかし、彼の能力はメチャクチャすごかった。
3編の連作短編で、物語を転がすのは随所に登場する変態たちだ。真上影時は完全な変態紳士だし、天川星也の部下である火威美紅は、女子のパンツを集める変態女子高生。コン以外にも、天むすというハムスターが能力を発動し、色々と混乱を巻き起こす。
変態によるボケと、可愛い幼なじみとのラブコメに終始するかと思いきや、ファンタジー的な設定も実は仕込まれていることが最後に明らかにされる。
軽妙なボケとツッコミのテンポ良い会話はいい感じだと思うのだが、3話ともほとんど同じ構成になっているところでちょっと飽きる。能力に発動する可愛い存在が登場し、それと相性の良い人間が巻き込まれ、そして解決に誘導されるというパターンだ。
しかし実はその裏に、思念紡績協会という組織の思惑が隠されていることが明かされるので、このパターンに何の意味があったのかは、次巻以降で明かされることを期待したい。