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8件
ずっと、ずっと好きだった ―再会愛―
「仕事が欲しいならヤラせろよ」取引先の御曹司に押し倒された春。冷たい視線で見下ろす暁は、実は十年ぶりに会う初恋の人。思い出すのは駆け落ちの約束を守れなかった苦い記憶。けれど愛おしそうに春の名を呼ぶ声、優しいキスと愛撫に喜びが込み上げる。肉棒に穿たれれば全身が熱く蕩けて……。「今度こそ俺のものにしたい」止まっていた想いが動き出す甘く切ない恋物語!
ずっと、ずっと好きだった ―再会愛―
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2020/11/27 14:52
めっちゃくちゃ良かった
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yun - この投稿者のレビュー一覧を見る
所謂子沢山家庭の年長組のひとりとして生まれた為に、搾取されていたヒロインと、母子家庭で母を囲い者にする父親をはじめとする男全てに嫌悪していたヒーローが、逃避の為に駆け落ちをしようとして、失敗し、10年後の再会から始まるお話。
あらすじの段階で、これは絶対好きなやつだ…!と思って電子版の配信を待ちに待っていましたが…
めっちゃくちゃ、良かったです…
そこまで糖度が高いわけでもないですし、昨今TLで流行りの溺愛とかそういう感じもなく。
ただ、お互いに10代の頃の拗らせた感情をいつまでも昇華せずにくすぶり続けさせていて…という愛というよりも、純度の高い執着、という印象です
最初のセックスも、明らかにヒーローの衝動が我慢できなくて、というのが「あー、10代って感じだわー」ってジタバタしたくなるし、その時両者ともに痛いっていうのがまた「あー、10代のお初って感じだわー」とジタバタしたくなる
お互い好きとも言わず、でも何となくそうだろうというのもわかっていて、狭い子供の世界の中で必死でもがいて楽しんで一生懸命生きようとする姿に、もうどうしようもないアオハルを感じてニヤニヤしてしまいますね…
一見関係が破たんしてそうなヒーローの父母の関係は、ラストのあたりで子供からみた世界ばかりじゃないと思わされるもので、逆に子供を何人も作るほどのヒロインの父母は、実際のところ子供が搾取され…描かれはしませんでしたが、あそこまで無計画に子供を作るのって、父親からの母親へのDVでは、という…
そんな中で、唯一と言っていいくらい、子供の味方であり続けたヒロインの祖父が…いいキャラしてて…それでふたりが救われていたというのもいいですね
良くも悪くも子供だったふたりの世界が、大人になり広くなった時にどう見えてくるのか、どこか子供のまま大人になってしまったふたりが、大人になる為の物語なのかなぁとも思えて…はー。読めて幸せなお話でした。
2020/11/30 21:17
素敵すぎてTL小説というのを途中から忘れてしまいました
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽか - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふと直前レビューで絶賛していたのを読んで興味を持ち、購入しました。二人の幼くとも純粋な恋と10年後の再会した二人の複雑な心が、現在と過去とリンクしながら、また二人の絆を深めたおじいさんの映画館で上映された映画の内容にもリンクしながら、まるでらせんの用に絡み合っていきます。構成がうますぎて、切なすぎて、泣きながら読んでしまいました。TL小説を読んで泣いたのは初めてでした。
ずっと、ずっと好きだった−再会愛−
2020/11/22 00:17
素敵な話
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
TLだからそういうシーンも多いけど、それ以外にも印象に残るシーンや台詞が沢山ある素敵なお話でした。
ヒーローヒロインも完璧ではないし溺愛ものではないけれど、お互いへの深い愛情を感じられた。