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場の量子論
著者 坂本眞人
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本書は、自習用、もしくは自主ゼミなどのテキストとして使いこなせることを念頭に執筆された。内容は、“古典場の量子化”と“相互作用のない場(自由場)の量子化”に絞って、これらを“不変性”という視点から解説した。なお、“相互作用のある場の量子化”については、続刊『場の量子論(II) -ファインマン・グラフとくりこみを中心にして-』(2020年9月刊行)にて解説する。
特徴として、初学者に少しでも門戸を広げられるよう、詳しい式の導出や説明を極力省かない方針とした。特に、得られた式の物理的意味の理解に時間が費やせるように試みた。また、本文中には、読者のつまずきやすい箇所でのコメントに加え、式導出や証明、役に立つ公式や考え方のアドバイスなどの注釈を設けた。さらに、“check”と題した問題も設けられており、意欲のある読者は是非チャレンジしてもらいたい。その解答は、裳華房ウェブページ上で公開している。
場の量子論(II)
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場の量子論 1 不変性と自由場を中心にして
2017/08/10 17:52
とても良い本だと思います。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kouno - この投稿者のレビュー一覧を見る
場の量子論の入門書としてピッタリだと感じました。
式を丁寧に追って行ける本で説明もしっかりあります。
余談やコラムで難しい話がこの後でどの分野につながって行くのかも見通しができてモチベーションの維持に役立ちます。
ワインバーグの本を読むのがキツい方はこっちをまず試してみるのが良いかと思います。こっちの方が式がスッキリしていますので。