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スズメの子と影武者騎士 ~一途な幼馴染は不憫令嬢を絶対に逃がさない!~
「よし、じゃあ約束だ。大きくなったら一緒にお城で暮らそう」
ユスティーナは四歳のとき、突然やってきた異母妹と継母を新しい家族だと紹介された。父であるクロニエ子爵は、ユスティーナに関心を寄せず、継母のソニヤには冷たく突き放され、そばかすのある顔を見て嘲笑される。反対に、肌に染みひとつない可愛らしい顔をした異母妹のライラは溺愛されていた。それでも、新しい家族に馴染もうと奮闘するユスティーナだったが、六歳になったある日、今まで言われてこなしていたことが、ソニヤによるいじめであり、自分だけが疎外されていることに気づいてしまう。
新しい家族の絆が生まれればと思い、ピクニックに誘ってみるも叶わず、一人出かけたユスティーナは、伯爵家の屋敷の裏庭で剣の稽古をする子供を見かけ声をかけた。ニコと名乗る美しい少年はエルヴァスティ伯爵家の親類にあたり、家の事情があってここで暮らしているという。交流を重ねて仲良くなる二人。将来は城で仕事をするというニコに、騎士になるのだと思ったユスティーナは、家にいるよりも自由で、ずっと一緒にいられるかもしれないと、自身も城で働くことを宣言するのだが……!?
スズメの子と影武者騎士 ~一途な幼馴染は不憫令嬢を絶対に逃がさない!~
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スズメの子と影武者騎士 ~一途な幼馴染は不憫令嬢を絶対に逃がさない!~
2024/11/18 13:01
「ざまぁ」がない大人の展開
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投稿者:ミケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニコの『王子の影武者』の真相は、そんな予感。異母妹が「白鳥」、ソバカスがある子爵家長女ユスティーナは「スズメの子」と家族から虐められていましたが、希望通り王宮侍女として就職できて良かった。問題はそこから先。ニコの贈物の首飾りを壊され、塔に拉致、何回も鞭打たれて怪我したのに、王女と異母妹を許す!?ニコの取引とはユスティーナとの婚姻が条件なのでしょうが、彼女の為に負担が軽い方を選択したのかな?王女も異母妹も性格が良くなり、「ざまぁ」は子爵の父だけ少々、は大人過ぎ…