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呪われて、純愛。
記憶喪失の湖西廻の前に現れたのは、清純で素朴な美少女、丹沢白雪。「──私、廻くんと恋人だったの」 白雪はそう言って顔を赤らめ、廻の頬にキスをする。 その翌日、今度は魔性の魅力を持つ美少女、才川魔子が現れて激高する。「ホントに記憶喪失なんだ――許せない」 いきなり廻の唇を奪い、彼女は言う。「──あたしが、本当の恋人だから。でもシラユキに言ってはダメ。秘密の関係だったの」 廻の頭をよぎる『あたしに残ったのは、共犯者のあんただけ』という魔子の言葉。 何が正しいのかわからない廻は、秘密の三角関係を受け入れるが・・・・・・親友同士でもある彼女たちの純愛を思い出すにつれ、呪いとなって蝕まれていく──。
呪われて、純愛。
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紙の本呪われて、純愛。 1
2023/07/06 23:15
【呪われし記憶を紐解くは、純粋な狂気への入口】
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投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
記憶を失った少年が、二人の少女と呪われし関係を紐解く物語。
自分自身が歩んできた記憶とは、その人の人格を形成する上で重要なファクターとなる。
その記憶を失ってしまった廻は、己の基盤が大きく揺れ動きながらも、恋人を名乗る白雪と魔子に関わっていく。
自分の知らない事を彼女達だけが知っている。
罪悪感と純愛で繋がった彼女達との記憶を掘り下げるごとに目を覆いたくなる真実が顕になる。
純粋無垢な狂気へと踏み出す先、そこにあるのは楽園か地獄か。
育んだ秘密は彼らを何処へと誘うのか?