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3件
E.G.コンバット
著者 ☆よしみる(企画・原作) , 秋山瑞人(著者)
ルノア・キササゲ。21歳。北米総司令部最年少大尉。生成晶撃破数歴代7位。月より舞い降りしワルキューレ。反応速度の女神。男性ファン多数。女性ファンも多数―そんな“英雄”にやっかんだ先輩が裏で画策して、彼女は月に戻されることになった。与えられた任務はなんと自分が卒業した訓練校の教官。そして初めての“教官任務”に緊張する彼女を月面で待っていたのは、訓練校始まって以来の落ちこぼれと言われる5人組だった・・・。抱腹絶倒の“闘い”の日々が始まる―『メタルスレイダーグローリー』の☆よしみるが原作者としての本領を発揮! SFコミカルストーリー登場。
E.G.コンバット3rd
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E.G.コンバット 3rd
2001/02/21 01:40
おもわず熱中
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MIKI - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ物の3作目でかなり文章的にも読みやすくこなれてきてます。内容は、ハードなSF戦争物として見ると多少物足りないですが、そこいらにある粗製濫造SFに比べればはるかに良いできです。
しかし、この作品はSF戦争物ではなく美少女物、SF、戦争物、そしてオチこぼれ生徒物とはやる要素がつまりにつまってると考えた方があってるといえます。これらのハヤル要素が、スピーディな展開、絶妙な描写で書かれているのですからおもしろくないはずはないです。最初は表紙につられて買ったとしてもおもわず作品に引き込まれること間違い無しです。
E.G.コンバット 3rd
2000/11/21 21:23
勢いがあって、泣ける本
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maxwell - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズものの三巻目です。表紙だけみると非常にキャラものに見えますが、中身は非常に硬派です。
全体を通して貫かれる勢いと、それにうまく乗るキャラクター。とにかく読み始めたら止まらない、そんな文章です。気がつくと感情移入しきっていて、一緒になって涙を流すことも。
表紙におびえず、とにかく読んでみてください。
E.G.コンバット
2003/08/19 12:36
「地球に降りた私の教え子はみんな死んだ」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
その敵はプラネリアムと呼ばれていた。
それが宇宙生物なのか生物兵器なのかは不明だったが、その出現から24時間で地球の人口の4割が失われ、48時間後にはすべての文明が崩壊していた。地上の残存兵力と月面に展開していた軍による反撃が始まったのが半年後。戦いは40年近く経った今も続いている。
21歳ながら数々の武勲を立て最年少大尉となったルノア・キササゲは、地球の激戦区から月の訓練施設へと転属になった。彼女の人気をねたんだ者による政治工作の結果である。そして彼女が教官となった訓練生5人は、オルドリン基地でも札付きの劣等生だった…。
基本的には、「兵士としての実績はあるけれど教育者としてはまったくの素人の主人公が、悩み苦しみながらもおちこぼれ生徒たちと学んでいく…」みたいな話なのです。それがラグビー選手や警察官だったりするとよく見かける話なのだけれど、それを戦時下の訓練施設における多脚砲台の乗員養成という形で、その教育プロセスをもっともらしく描いているのが特徴。
電撃文庫という中高生向けのシリーズから出ている、いかにも美少女マンガといった表紙イラストの作品で、はっきり言って、自分では本屋の店頭で手に取る気もありませんでした。ところが周囲のSFファンやら歴史マニアで、普段は作品の評価に手厳しい友人知人たちが熱心に薦め、あげくの果てに「とりあえず読め」と押しつけられて不承不承読み始めた結果、慌てて自分も購入することになったのがこの1冊。それくらい表紙の第一印象を裏切って面白かったんです。独特のスピード感とユーモアあふれる文章というのかな。とにかく買って読んで損はありませんでした。完結がまたれるシリーズです。