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竜騎士団長は男装侯爵にご執心
エルスティアは女性の身でありながら、ウィスタリア国のメルクール侯爵家当主の座に就いている。兄夫婦が急逝し、残された幼い甥が爵位を継承するまでの間、中継ぎの侯爵として立ち、貴族の務めを果たすべく魔導士団の団長も務めている。周囲から侮られぬよう、エルスティアは常に男装していた。髪は短く切り揃え、その手は貴族の令嬢とは呼べないほどに荒れ傷だらけ。夜会に出ても、ダンスの相手は女性ばかり。ところが、そんなエルスティアに強い視線を向ける男がいた。竜騎士団の団長であり、いずれ公爵を継ぐ身であるアレクシオだ。物言いたげなその視線をエルスティアは苦手に思い、彼を避ける日々が続いていた。だが、その状況は魔導士団と竜騎士団の合同演習を機に一変する。アレクシオとの日々を過ごしていくうち、彼の人柄に触れたエルスティアは、彼に友愛の情を抱き――いつしかその想いは、異性に向けるものへと変わっていった。しかし、彼と結ばれるためには、エルスティアにはいくつもの困難があって……。
竜騎士団長は男装侯爵にご執心
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2025/04/18 07:46
タイトルがずるくて笑ったが悪くない物語
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投稿者:ミケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
5つの騎士団を持つ国が舞台。アレクシオは公爵家嫡男で既に子爵の花形竜騎士団長、エルスティアは兄夫婦の急死で幼い甥が爵位継承出来るまでの中継ぎ侯爵、珍しく3つの加護持ちの、兄の地位を継いで魔導士団長。アレクシオは、エルスティアに一目惚れで、彼女の事情も秘密も全部承知で、一緒にいられる機会を夜会でも演習でも利用する。彼の雌の白竜も応援しつつ、少し拗ねる位に。背負うものが多いエルスティアは、立場上、こっそり白竜に愚痴ったりするわけで。もう、公爵家の権力を何でも使って幸せに、と思う。