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ぼくは明日、昨日のきみとデートする
著者 七月隆文
京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて――。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする
2015/02/17 10:02
泣きはしなかったが
13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アカゴン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく手に取ってしまった。
読み始めて、「なんで俺こんな本買っちゃったのかな」と思ってしまった。
「そうだよな、20歳男子の恋愛だもんな、ハハハ」みたいな。
でも第1章「間奏」で、10歳の高寿は女性から箱を預かる。
5年前に自分を助けてくれた女性に。
ここを境に、物語は大きく動き出す。
第2章になると、高寿は一人暮らしを始める。
序盤はまだ「甘ったるい」描写が続くが、結ばれたその日を境に立場は逆転する。
第3章と終章は「甘ったるさ」は消え、とても切ない気持になっていく。
「未来のあなたはすごくかっこよくて」
「落ち着いて大人な感じ」
愛美が高寿に言うこのセリフ。
実はそうさせてくれたのは愛美に他ならない。
そしてエピローグへと。
後半は良かった。非常に満足した。
そして40歳になってからの高寿の物語を知りたいと思った。
P.S. 5歳の高寿は1995年の「阪神淡路大震災」を経験します。
2015年は震災から20年。その間、東日本大震災や広島豪雨がありました。
この本を読んだ若いきみ。
是非、阪神淡路大震災の記録を見て下さい。
そして東日本大震災を忘れないでください。
被災者の方に幸せな日が早く訪れますよう。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
2016/02/13 13:55
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:れんげ - この投稿者のレビュー一覧を見る
友人にすすめられて読んだ本だったんですが、今では私が周りの人達にすすめています。
初めて読んだときは彼女の不思議な行動の意味がわからなくて、何が隠されているのかなと楽しみにして読みました。最後まで読み終えた瞬間、すぐにもう一度表紙を開きたくなりました。この本を本当の意味で読めるのは2回目に読んだときだと思います。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
2015/09/21 09:29
切なかったです
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ダイア - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼の始まりは彼女の終わり
彼女の終わりは彼の始まり
付き合っているのに過去の思い出を共有できないって、とても寂しく悲しい事だと思いました。
読み終えてもう一度読み直した時、最初は、ん?って思ってた事が納得できたので、この本は2度読んだ方がより感動できると思います。