娘に喰わせてもらってます。 百咲みいろ
「お前を捨てた母親のことなんか忘れなさい」そう言いながらパパは私に覆い被さり無我夢中で腰を振る。
2年前、パパが事業に失敗して多額の借金を背負うと、こんな生活は耐えられないとママが家を出て行った。
パパはママを憎み、私にママと会うことを禁じた。
生活は好転することはなく、やがて限界を迎えると、パパは私に身体を売ることを求めた。
家族で助け合うのは当然だと。
「初めてはパパが教えてあげる」と私を無理やり犯し、臆病な私は泣きながら従うしかなかった。
客の男たちに弄ばれて「もう嫌だ」と訴えると、「よく頑張った」と抱きしめてまた犯された。
学校では部活をすることも友人を作ることも許されず、毎日毎日パパと客たちの相手をさせられる。
地獄のような日々の中で私の中で黒い膿が膨れ上がっていく。
いつか破裂してなくなれば楽になれるのかもしれない。
そんなとき「そこから逃げて二人で暮らさないか」とママからメールが届いた。
家族を捨てたことに対する謝罪の言葉はなかったけれど、それでも私には希望の光だった。
今日も私の身体にオジサンの手が這いまわる。
望んでない夜がまた始まる。
けれども、今さえ我慢すれば、いつか、きっと。
家族のために心を殺し、ただ耐える少女が男の執拗な責めに屈したとき、喘ぎと嗚咽が溢れ出た。
哀れな少女のおはなし。
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娘に喰わせてもらってます。 百咲みいろ
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