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12件
増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和
著者 増田こうすけ(著者)
古今東西のネタを盛り込んだ、めくるめくギャグマンガ登場。うすた京介先生を始め各界から絶賛を受けたヘンテコワールドがキミの臓腑をじわじわ刺激する! 伝説の読切「夢―赤壁の戦い―」「青春のしたたり」も収録!
増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 15
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ギャグマンガ日和 巻の2 増田こうすけ劇場 (ジャンプ・コミックス)
2010/11/30 14:54
隅々まで面白いマンガ
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オッカム - この投稿者のレビュー一覧を見る
ものスゴくおもしろいです!!久しくギャグマンガとは離れていましたが、現在にもこんな面白いマンガがあるのかと思わせてもらいました。あまりの面白さに、手に力が入らず、マンガを手で持っていられない程でした。こういう本て、なかなかないと思います。
嫌なことがあっても、忘れさせてくれますし、読み応えがあります。読み応えがある分、確かに文字の数が多いと思われる方もいるかもしれません。しかし!ふきだしから何から、文字が書かれているところ、すべてにおもしろさが詰まっています。隅々まで読む価値のあるマンガです。
ギャグマンガ日和 巻の8 増田こうすけ劇場 (ジャンプ・コミックス)
2007/05/30 14:27
社会科の教科書に落書きした事ある奴は読め。
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AQUIZ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこに行きたいのだ。
雑多な作品群の、いわゆる短編集的な単行本であるが、恐らく主軸であると思われる「飛鳥」と「細道」だけを念頭に置いてみることにする。
前者は聖徳太子と小野妹子、後者は松尾芭蕉と河合曾良(例え読んだ事は無くとも、誰でも知っていそうな紀行文、「おくのほそ道」の随行者である、念のため)をモデルとした一連のシリーズだ。
どちらも日本の神々と並べられるような偉人と、その傍に居た者が題材だが、扱いは粗末で酷い劣化コピィのような人物像が描かれる。ギャグ漫画だから(タイトルに明言されている)といえば、それまでだが、完全な別物という印象では無いのだ。あくまでも、「劣化コピィ」で納まっている。
太子は、あくまでも摂政であるし(本作を読んでいる限りに於いて、その身分は「馬鹿なのに王様だから困る」的な印象)、同行者の弟子に駄作以下の俳句を寸断なく破り捨てられる芭蕉も、やはり数々の名句を発している俳聖であるのだ。俳句が三十一文字で構成されていることすらも、しばしば忘れている本作の翁ではあるが(これも、字余りの作が多々見られることのパロディと取れないことも無い)。
彼らが偉人であることを、この作品は決して否定していない。その上で、いかに駄目な人物かを描いているように見える。
いずれ歴史に名を残すだろう自分が、格好良く描かれるかを懸念する太子や、師を仰がない弟子に脅され、俳句の体さえ成していない駄文を苦し紛れに記してみせる芭蕉。
だが、史実の彼らと、私たちは直接の面識など無い。捏造されているかも知れない、ドキュメンタリ映像さえも無いのだ。
斬新な施政を編んだ太子は、奇人との境界線上に居たのでは無いのか。
奔放な芭蕉は、俳句の才能さえ無ければ単なる変人に過ぎなかったのでは無いのか。
そうした「劣化コピィ」であるがゆえに、単なるギャグとして描かれた本作を読んで、実在していた(筈)の人物であったことさえ忘れて笑った後で、ふと、誇張されただけの実話なのではないかと過ることが、少しある。
「細道」の旅の終りで、連載の終りを飾る(かも知れない)という著者の記述がある。
「飛鳥」での随への旅は、既に片付いているが、「細道」の旅は元禄二年で止まったきりなので。冒険漫画のような、旅の目的は無い。もちろん、史実の通りの終いがあるはずだが、彼らは一体、どこへ行きたいのだ。
終着点となる土地では無くて、これらの他の何にも似ていない作品群の、いつかは訪れる行き先のことである。
2022/03/26 07:29
純粋におもしろい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初にアニメ化されてるほうから見ておもしろいとおもって、原作のほうを読んだらさらにおもしろかった。この漫才的なノリは個人的にかなりお気に入りです。