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35件
花に染む
著者 くらもちふさこ(著者)
比々羅木神社の息子・圓城陽大は兄・陽向、従姉妹の雛と共に弓道に励んでいた。神社の隣の畳店の娘・宗我部花乃は、陽大の流鏑馬姿を見て心を打たれて弓道を始め、現在は圓城兄弟と共に倭舞中学の弓道部で弓を引く日々。しかしある日、比々羅木神社の宝物殿から出火、その中には……!?
花に染む 8
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2017/01/30 23:54
全ては花乃のために
9人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
全ては花乃のために、だったのだなぁと・・・
過去を無かったことにしてしまいたい陽大の気持ちはすごくわかる。
そしてそれでは生きていけないこともわかって、受け入れていく様子がすごく自然に描かれていて。
駅から5分の方は沢田エピ。
こっちももっと読んでいたかったなぁ。
2017/01/18 12:29
花に染む
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
きになって、読んで、ハマりました。スタートから衝撃的で、主人公の性格や考え方がサッパリしているところが読み進めていき易いです。次巻も必ず読みたいと思わせる人物達が描かれております。
花に染む 8
2021/04/12 09:49
美しいけれど心が苦しい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちょんまげ - この投稿者のレビュー一覧を見る
7年前に4巻まで購入し、久々に最終巻まで買って再読含め一気に読んでしまった。
主人公の花乃は恋心という形ではなく、あくまで親友として陽大と接し、弓道の道で尊敬し、その技術を追い続けていた。
そしてずっと陽大の兄が事故で亡くなる前の3人で的前に立ったことを心の支えとして弓道を続けていた。
大人になって女子メンバーでしか大会に出られなくなった今、陽大本人でなくても陽大を感じられるようにと陽大が猛特訓して育てたロリータちゃん。
花乃が恋心を抑えててでも一番なりたかったものにポッと出が成り代わったことで、
花乃の「悔しい」という感情が痛いほど伝わりつつも、ずっと心の支えとしてきた事故前の立ち位置、その息遣い等の再現、まるで陽大が背後にいるような体感が得られたことへの嬉しさと感動が入り混じったラストで、読み手自身複雑な感情になりつつもとても美しい描写と感じさせるラストであった。
元作品の「駅から5分」を読んでいないが、またどこかの視点から陽大と花乃がくっついてくれるといいなと思った。
くらもち先生自身は弓道をやったことがないようですが、どの漫画よりも弓道の書き方へのアプローチも素晴らしく、ストーリーだけでなくそういった点もとても好ましい作品だったと思う。