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四姉妹と迷える子羊 完結
著者 井荻寿一(著)
人生崖っぷちの青年・更科羊…。行き倒れた彼は美人社長に拾われ、美しき四姉妹が住む屋敷の執事となることに。そして、そんな彼に下された指令は三女の楓をモノにすることだった!?
この商品はアダルト向け商品です。
四姉妹と迷える子羊 1巻
06/22まで通常681円
税込 110 円 1ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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紙の本四姉妹と迷える子羊 1
2009/03/15 18:16
三女を救おうとする姉妹と主人公の物語
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
野垂れ死に寸前の主人公を拾って執事という名の小間使いとして雇い、過去のトラウマで男嫌いになった三女を救おうとする話。タイトルからすると主人公が子羊ということだが作中では今のところ存外に扱われている。出会いからして最悪だった三女からは「ヘンタイ」と呼ばれるが、「ヘンタイっぽい男」に格上げされたり戻ったりしながらも、本巻のクライマックスである三女の監禁騒動を経て仲は進展している。三女がやや「狙われるヒロイン」なところがあるがキホンはハーレム展開と言えるだろう。最終的には三女の男嫌いと同時に、実は感じやすい体質と併せての心と体の解放を主人公が果たせるかが読み所かと思う。画風については、いわゆる美女ではないが個性的な姉妹が奔放に主人公と絡む場面が多々あり、相応に官能的な描写もあって悪くない。
紙の本四姉妹と迷える子羊 3
2010/10/11 17:29
もう少し続くかと思ったが……
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズはもう少し続くと思っていたが、早くも本巻で完結である。全3巻が少ない訳ではなく、まだいかようにも話は膨らませられそうだったし、そのためのネタもあったようなのに半ば無理矢理終わらせた感じが漂う。そのためか、若干突拍子も無いエピソードも含めて、いろいろとかなり詰め込んでいるのだが、最後にズルっとずっこけるようなオチで読み手を軽く戸惑わせる結末にもなっている。それでも物語の骨子はギリギリ保たれてはいるので、まぁ、一応の大団円となろうか。もしかしたら作者の「本当はもっと続けたかったのになぁ」という想いが詰まった最終巻なのかもしれない。
ただし、最終巻らしく情交描写がなかなか多く、いやらしさも前巻よりはUPしていると思う。この意味では、エピソードだけでなくカラミも詰め込んだと言えるかも。何しろメインヒロインたる三女の楓との交わりが(ようやく)大フィーチャーされたので興奮度も上がる。それだけにもっと開き直った形でのラヴラヴも見たかったが、この2人の関係はこれくらいでいいのかもしれない。少々強引ではあったが、物語冒頭のシーンを思い起こさせる演出は悪くなかった。でも、サブヒロイン、特に四女の皐との関係などは未解決というか半ば放置してるんだよな。
紙の本四姉妹と迷える子羊 2
2009/11/01 22:04
ストーリーに厚みが出てきて面白さが増した
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
蘭(長女):腹に据えかねた個人的理由が元で酔い潰れて羊とホテルに。
桔梗(次女):特記事項なし
楓(三女):相変わらずのツン寄りなツンデレだが今回も羊との距離が縮まる状況に。
皐(四女):今回のメインヒロイン。羊への想いが高まり、ある事件を経て……。
楓メインの構図に変わりはないが、他の姉妹との関係にもドラマが描かれることでストーリーに厚みが出てきた。まぁ、引き延ばしとの穿った見方で揶揄される可能性もあるが、せっかくの四姉妹なんだし、ただ無意味に体を重ねる軽薄よりずっと良いと思う。しかし、本巻のほぼ全編が皐のターンになるとは思わなかった。桔梗は言うに及ばず楓までをも隅に追いやる活躍である。そして、前巻の楓に続いて今回は皐にピンチ、つまり貞操の危機が訪れる。この一件を経て結果的には羊との関係がより深まる訳だが、こうなると完全に楓のライバルに躍り出ることにもなり、この三角関係の行方がちょっと楽しみになってきた。
これに対して楓とは小さなハプニングがあるくらいだが、積極的な皐に当てられる形での心境の変化により、何げに羊との仲は進展していたりする。後半にはまた侵入者か?という演出があって楓のデレ成分も噴出する。ただ、この全くもって素直じゃない楓が羊と皐の関係を知ったらどうなるのだろう。修羅場となるか対抗心を露にするか、あるいはその両方が訪れるのだろうか。
肝心の情交シーンは正直物足りない。連載への影響なのか背景などを端折って手数を減らしているように見えなくも無いのが残念。正常位ながらより深く結ばれようとする想いは伝わるので、ここはもうすこし臨場感が欲しいところである。なので星3つかなぁとも思ったが、物語が面白くなってきたので+1ということで。なぜか本シリーズ冒頭(第1話)のメイドさんが再登場してるし。