泣くのはおよしよ仔リスちゃん
著者 アユヤマネ
街のダイナーでバイトして1番のかわいこちゃんと恋に落ちるはずだったのに!ぼくの前に現れたのは想い出の「先輩」…。先輩、10年前のあの日のこと本当に覚えてないんですか?個性派アユヤマネのお届けする新星ボーイズラブ。デビュー作『サヨナラゆりかご』とキュートな愛しさいっぱいの描き下ろし5編を収録したきらめきの初コミックス。
泣くのはおよしよ仔リスちゃん
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評価内訳
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泣くのはおよしよ仔リスちゃん
2006/04/01 13:59
1ページ1ページが綺麗なんです。
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:豆丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
数年前から好きな絵描きさんの初のコミックスでした。
短編が5編。
絵柄は、個性的だからはじめ漫画向きじゃないのでは?と心配しましたが杞憂に終わりました。
もう、1ページ切り取って絵はがきにしたい位な丁寧なコマ割り。
それで居て、漫画のテンポも良くって、短い話なのに、一つ一つが心に残りました。
とくに14ページしかない「ごめんね、柳ちゃん」と言うのがさいこうでした。
夢を追いかるあまり6年付き合っている彼女のヒモ状態になっている主人公が彼女に追い出されて「柳ちゃん」という友人の家に転がり込む処から始まります。
軽くごめん。の一言で我が侭を言う主人公とあきれながらそれを甘やかす柳ちゃんとの微妙な関係が何とも言えない雰囲気です。
最後結局主人公は 柳に「ずっとここに居ろよ!!」と止められるにも関わらず、転がり込んで来たとき同様、ごめんと謝りながら、彼女の元に帰ってしまうんですが・・・
続きが気になります。たった14ページでその前後の展開を考えさせられてしまうって凄いと思います。
他の4編もとても魅力的な作品ばかりでした。
いろんな意味でお買い得な一冊ですよ。