- みんなの評価
101件
ペリリュー ─楽園のゲルニカ─
著者 武田一義 , 原案協力:平塚柾緒(太平洋戦争研究会)
昭和19年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸はいた。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。当時、東洋一と謳われた飛行場奪取を目的に襲い掛かる米軍の精鋭4万。迎え撃つは『徹底持久』を命じられた日本軍守備隊1万。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか――!?『戦争』の時代に生きた若者の長く忘れ去られた真実の記録!
ペリリュー ―外伝― 3
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
ペリリュー 1 楽園のゲルニカ (YOUNG ANIMAL COMICS)
2016/10/28 16:12
リアルな感情
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争を題材にした作品は多々ありますが、普通の弱い人間の感情が良く現れてます。
2021/08/04 16:43
気になっていた方、まずは最終巻だけでも
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:も - この投稿者のレビュー一覧を見る
この漫画気になってたけど読んでないという方も多いと思います。ネタバレどころの話じゃないですが、最終巻だけでもものすごい読み応えですので、是非読んでみてほしいです。そして1巻から通して読んでほしいです。半月近く仕事を空けるのはなかなか難易度が高いものの、なんとか機会を作って遺骨収集に参加を出来ないかと思いました。それぐらい、もう80年近く前にペリリューで亡くなった方々のことを身近に感じられる素晴らしい作品でした。
ペリリュー 1 楽園のゲルニカ (YOUNG ANIMAL COMICS)
2018/01/27 11:19
これが最悪の戦場、そして硫黄島・沖縄の次の最悪へつながる戦いの一幕
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とあるUSJ好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めてから止まらなかった。
ペリリューの戦いはかねてからドラマ「ザ・パシフィック」やこの漫画が参考書籍にしている「ペリリュー・沖縄戦記」(ユージーン・スレッジ著)で知っていたが、あくまで米兵側の視点での「最悪の戦場」だった。ある架空の日本兵卒の視点でD-Day直前から直後までを語られる戦いは、「この世界の片隅に」と同じく極力メッセージ的セリフを排除して、その場における人物の心情を的確に描写することにより、登場人物が生き生きと、且つ無慈悲に死んでいく様が冷徹に描かれている。
また、中川大佐ら守備隊指揮官のやりとりがさらりと流されているのも、主人公田丸の視点を大事にすることになっている。
まだまだ連載は続いているので、今後も継続して購入予定です。