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6件
バカ姉弟
著者 安達哲 (著)
バカ姉弟(きょうだい):豊島区巣鴨在住。ふたりは3歳(推定)。けがれなき子ら。多忙な両親は留守がちだけど、ご近所のみんなに愛されて、今日も元気に暮らしてる! 読めば読むほど味わい深い、見れば見るほどかわいい。安達哲が贈る現代のおとぎ話、オールカラーコミック26話&描き下ろしイラスト多数収録。
バカ姉弟(5)
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バカ姉弟 5 (KCDX)
2010/07/24 07:45
生きるって何だろう
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たたお - この投稿者のレビュー一覧を見る
人は死ぬときはひとりだ。
苦しいって手を伸ばしても、痛いって身をよじっても、ひとりだ。
そんなことは分かってるってひとりよがりに世界を閉じる。最期の最後まで。
手を伸ばせばつかんでくれるかもしれない。
身をよじらせれば抱きしめてくれるかもしれない。
だから何だよ、もう死んじゃうんだよ、どうせひとりなんだよ。
手を払い、身をよじるんだろうね。
けど、人はもうひとりでは生きられない。
寂しくて寄り添ってしまったから。
だったら何で手を伸ばすんだろう。誰かに向けて身をよじるんだろう。
どうせひとりなんだってば。自分は自分なんだよ。自分って何だろう。
自分探しって、ひとりになっても良いようにって練習なのかもしれないね。
ひとりじゃないからできるひとりになるための自分探し。
何だか面白いよね。ひとりじゃないからひとりになるって。何を探すんだろうね。
人と手をつなぐ。時に間違って、時に迷って。
『でも、大丈夫』
『きっと誰かが助けてくれる』
バカ姉弟 4 (KCDX)
2010/07/23 11:45
きょうだいって何だろう
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たたお - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じおとうさん、同じおかあさん、でも違う子供。
エンドウ豆だって違うんだから人なら違って当たり前なのかもしれないね。
双子だってどっちが右側に寝させられたかで変わるんだし。
最初は誰でもユニークな存在でいられるんだね。
そのうち漉されて熟れて、でもユニークさがなくなってしまって。
ドブネズミ色のスーツで揃う奇妙な光景の素になっちゃう。
きょうだいでお互いを見ていればそんなことないのかな。
差が出ることは良いことなのかな。
揃うことって、良かったり悪かったり。
そこにあるのはただ揃っているという事実だけだね。
揃ってないこともそう。それが個性なんだろうね。
揃えないようにすることが個性ってなんだか違うような気がするね。
だって長じれば漉されて熟れるものだもの。人ならば。
誰とも比べなければそれはユニークでいられるだろうね。
でもユニークであることが分からないだろうね。
きょうだいなら分かるのかな。
お互いの鏡だからね。
でも鏡に映るのは鏡の前の人だけじゃないよね。
とても怖いものも映っちゃう。
目をそらせば鏡もなくなっちゃう。自分の鏡も誰かの鏡も。
きっとね、だから人類皆きょうだい、ってことになるんじゃないかな。
2016/02/28 20:45
よくわからなかった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白さがよくわからなかったです。
オチもあるんだかないんだかって感じでした。