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ぶっせん 完結
著者 三宅乱丈(著)
同じ講談山に門をかまえる金々腹寺(きんきんぷくじ)と仏物専寺(ぶつぶつせんじ)。信者(ファン)が増え続け栄える金々腹寺に対して、貧乏寺の仏物専寺が“仏教専門学園”なる事業を始める! そこで、講談山すべてを本山にしようともくろむ金々腹寺は、新米坊主の正助(しょうすけ)を密偵として仏専(ぶっせん)へ入学させる!! ――苦行、荒行、すべては授業!! 日本初の青春仏教経済スパイ爆裂ハイテンションコメディ漫画「ぶっせん」登場。ピカピカに輝く若人達の煩悩が炸裂する!
ぶっせん(1)
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紙の本ぶっせん Technical school of Buddhism 6
2001/08/26 00:39
これにて最終巻。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あど - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終回を読んで、別れがつらい、切ない気持ちになったのは久しぶりだ。それだけこの作品に入り込み、つまんだやぶっせんの生徒達を身近に感じていたということなのだろう。入学で始まり、卒業式で終わる。今ではもう珍しくなってしまった古典的手法に、見事に搦め取られてしまった。坊主漫画の金字塔、オススメです。(presented by 書斎の住人)
電子書籍ぶっせん(1)
2022/03/28 01:52
仏物専寺
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
紙で購入すると上中下の3巻なので、デジタル版はちょっと割高な気もしますが……デジタルならではの紙を劣化させずに読めるというのがいいかな。
電子書籍ぶっせん(6)
2022/03/28 02:01
完結
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
諸所の問題が解決していないような気がするけれど、ともかくこれにて完結です。仏教と学生もので、笑いを求めている人向けかなあ。
電子書籍ぶっせん(5)
2022/03/28 01:59
マンガ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ツッコミどころが山ほどあるマンガですが、とにかくパワーで押し切るという感じでしょうか。いつの間にか学校存続危機の方向に話が流れています……
電子書籍ぶっせん(4)
2022/03/28 01:57
金々腹寺
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
金々腹寺の2人の仲が気になります。仏専のメンバーも各々良い味を出しているので、この先どうなるのかなと心配です。
電子書籍ぶっせん(3)
2022/03/28 01:55
ニセ正助
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間、お腹が空くとどうにもならないよね~と思える内容でした。ギャグマンガならこれくらいでいいのかも。独特の笑いがあります。
電子書籍ぶっせん(2)
2022/03/28 01:54
仏物専寺
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
広い意味で考えれば仏教もの、楽しい学生生活もの……なんでしょうけれど、何かが違う。振り切ったパワーに触れるのも良いかも。
2003/01/25 06:11
仏教専門学園、ぶっせん!!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:natsu-matsuri - この投稿者のレビュー一覧を見る
つぶれかけの貧乏寺、仏物専寺が打ち出した策はなんと寺を学校にすることだった。個性豊かな8人の生徒に、寺の復興を画策する運信が教鞭をとり、仏物寺に住み着いている山伏の丸慶が体育(荒行)を教える。仏物専寺を潰しをもくろむ金々腹寺まで出てきて、愛あり、陰謀あり、トンチありの一風変わった青春学園コミックス。
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この漫画において秀逸なのは、なんといっても「オチ」である。一話一話のまとまりの中でストーリーは実にスムーズに展開され、そして見事にオチる。オチは、多様化する現在の漫画において、必然ではないのかもしれない。けれど、やはり読後感を左右し、作品にまとまりをもたせるのもまたオチであることは否めないだろう。何やら説教臭いオチ、感動感涙でまとめるオチ、それぞれ立派なオチではあるのだが、この『ぶっせん』のオチは、笑い。一番高度なオチである。にも関わらずそれが毎話毎話、あまりに良質なのだ。また、優等生的・模範的なストーリー運びは読み易く、広い読者層を捕らえ、一般受けする作品となっている。
絵に関していうと、雄雄しい筆致で描かれた人物がなんといっても魅力的だ。鎌倉時代の彫刻を思わせる筋肉質な肉体が、絶妙な角度から絶妙な構図で描かれ、更に墨字で書かれた効果音も相まって、迫力に満ちたコマを作っている(因みに作者・三宅乱丈は女性だそうだが、私はインテリな中年男性を想像していたので意外でした)。次に、背景のマメさにも注目してもらいたい。たとえば、レオが森で小動物を捕まえていたり、城が三条のシースルーに慌てていたり、台詞の無い背景においても雄弁にキャラクターが表現されている。作者のこういうイタズラを探すのも、けっこう面白いものである。
最後に、カバーに関して。映画の予告版みたいなノリでかっこいいのですが、初めて読む際はネタバレに注意してください。