電子書籍
夢使い 完結
著者 植芝理一(著)
現実(うつしよ)は夢、夜の夢こそ真実(まこと)――名門女子校・葩坂(はなびらざか)女学院で数ヵ月の間に女生徒が次々と妊娠するという事件が起こる。しかし彼女らのお腹に胎児の姿は認められず、その全てが想像妊娠だと判明する。火曜星の夢使い・三島燐子(みしまりんこ)は、彼女たちと同級生の中島(なかじまけい)の依頼を受け、調査にのりだした!植芝理一が描く、摩訶不思議恋愛大活劇!夢使い、遊び奉る!!
夢使い(1)
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電子書籍夢使い(1)
2022/02/03 12:36
描きこみが凄まじい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者は「謎の彼女X」で知ったのだが、この作品は「謎の彼女X」とは比較にならないほど描きこみが凄まじい。さらに表現されている世界観もこれまた突き抜けている。この作者.この画風のファンの人達にとってhたまらない作品なのだろうが、私はどうにもこの描き込みにはややついて行けなかった。
2002/05/15 01:00
うつし世は夢、夜の夢こそまこと
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カズイ・ヤナギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」…、これはかの江戸川乱歩の有名なせりふであるが、この作品のキィワードでもある。
前作「ディスコミュニケーション」から引き続くこのシリーズ、またも不思議なもので満ち溢れている。
人の心が引き起こすこの世の歪みを正すのが夢使いの役目だ。この作品の中には寓話や、エロティックなイメージや、玩具などが沢山出てくる(だいたい、主人公からして玩具屋の店主兼女子高生なのだ)。
ただ正していくのではなく、「現象」を静めたあとは心の奥深くをみつめるのは当事者たちの役目なのである(薀蓄も多いので勉強になるかも)。
しかし、登場人物たちはみな変わっていて当の夢使いたちからして皆変人である。そして何かしらの歪みを抱えている。
それがどういった展開を見せるのか。
まだ登場していない夢使いたちもいるので(現時点ではまだ三人)、これからが楽しみな作品だ。