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3件
アイシテル ~絆~
著者 伊藤実(著)
ぼくのお兄ちゃんは人殺しです。――年の離れた優しい兄を父母よりも慕う幼い弟。無垢な子どもの瞳が真実を知る前に、兄は姿を消した。それが弟の心に大きな傷となって残るとも知らずに……。やがて、兄が少年時代に犯した「殺人」という恐るべき罪を知り、その業を一身に背負うことになる弟の運命は――!? TVドラマ化された『アイシテル―海容―』の続編にして、まったく新しい兄弟の物語。
アイシテル ~絆~ 後編
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2015/12/24 23:15
ドラマアイシテルのその後の話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つかさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマを見ていて気になり購入しました。
絆はドラマのその後の話です。
小学生で人を殺してしまった少年の弟の話です。
「犯罪者」の家族がどのような目で見られるのか、どのような扱いをされるのか。
すごく考えさせられる内容でした。
2016/06/06 15:44
もがきながら生きていく
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けい - この投稿者のレビュー一覧を見る
裕二が「家族」という人並みの幸せを得ることができてよかった。愛することで救われた裕二と、愛することで自分の罪と向き合わなくてはならなくなった裕一の対比がよかった。裕一はこれからもがき苦しみながらも生きていくのだろう。被害者側の話もちょっとだけでいいから知りたかった。
2016/06/06 15:19
何の罪もないはずなのに
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投稿者:けい - この投稿者のレビュー一覧を見る
加害者家族にいつまでもふりかかる、世間の容赦ない攻撃。その攻撃はいつしか裕二を攻撃的に変えていく。人を拒みながらも人を信じてみたい、愛してみたいともがく裕二の姿がただ切ない。描写にはないが、母さつきも筆舌に尽くしがたい苦労をしているのだろう。母の口から真実を告げていたほうがずっとよかったのではとおもうが、彼女にもそこまでの余裕はないと想像するとまた辛くなる。裕二に救いがあるのか、後編が待ち遠しい。