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100件
聲の形
著者 大今良時(著)
「俺は彼女が嫌いだった」――明るく! 楽しく! 大冒険! がモットーの少年、石田将也(いしだ・しょうや)。耳の聞こえない転校生の少女、西宮硝子(にしみや・しょうこ)。2人の出会いが、教室を、学校を、そして将也の人生を変えていく――。余りにもみずみずしい青春のカケラたち。最高に切なく、心ゆさぶる物語が生まれました。
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聲の形(7)
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2016/09/13 17:27
なんだろう… すごく読み応えがあった
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
だいぶ前から特集コーナーに置いてあったし、友人に勧められたこともあったし、どんな話なのか気になってはいたんですが 中々手を出さずにいました。ですがもうすぐ映画が公開されるし、CMを見たらいよいよ気になって…読んでみることにしました。
194ページ、一気に読み終えましたが読み応えがハンパなかったです。
退屈を持て余していた小学生の主人公が、耳の聞こえない転校生に興味を持ち、ちょっかいを出すうちにそれはイジメへとエスカレート。しかしめげない彼女に彼はイライラし、行動は更に激しくなっていきます。それが学校単位で解決しなくてはいけない問題に膨れ上がると途端、イジメに加担した全てのクラスメートは態度を変え、担任も''自己責任''の言葉で彼を見放します。
そこから耳の聞こえない転校生は学校を去り、中学へ上がっても当時の出来事は尾を引きずり、高校3年まで孤独な孤立生活を送った主人公は意を決して彼女に会いに行く… という。
主人公がいじめる側からいじめられる側に立った、そこからの心情の変化とかも割と丁寧に描かれていて印象深かったんですが、特に印象に残ったのは担任の先生の発言。小学校の先生というのはもっと道徳的なさとし方…というか注意をするもんだと思っていたんですが、よくもあんなに淡々と言い放ったもんだ… 。「自己責任」という4文字で切り捨ててみたり、「でもまあ お前の気持ちは分かるよ」と言ってみたり、まるで大人げのない対応や反応の仕方で驚きました。
あれはあの時どういうことを思って言ったんだ、という真相が分かってほしいとも思うし、蒸し返したくないからもう出てこないでほしいとも思うし…
とりあえず、主人公が空白の時間でどう変わって、彼女に会ってどうしたいのか。続きが気になります。
2015/01/26 17:20
さいご!
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっほう - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終巻ですね。いいラストであったと思いますね!映画化楽しみにしています!!あれ?アニメだっけか?
2017/12/26 19:02
感慨深いです。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画では、将也くんが学校の文化祭に行ったくだりを描いてますが、この本では、まだそのあとのエピソードが描かれています。
みんなそれぞれの進路を目指し、あらたな扉を開ける二人。
最後のシーンは、今までいろいろあっただけに、とても感動的でした。
「君に生きるのを手伝ってほしい。」
映画のコピーでも劇中のセリフがありましたが、映画の主題歌の「恋をしたのは」の歌詞でさえ、このセリフにリンクしてるのに気づいて、感慨深かったです。
素晴らしいです。