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119件
透明なゆりかご
著者 沖田×華(著)
看護学科の高校3年生の×華(ばっか)は母親のすすめで産婦人科医院の見習い看護師として働くことになる。中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い、生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。「多くの人に教えたい、読んでほしい」回を追うごとに読者からの反響が大きくなっていった感動作、いよいよコミックスで登場!
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透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記(9)
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【期間限定価格】透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記(1)
2015/10/15 21:39
泣きました
19人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵はとても簡素で、内容もドラマチックな展開というより(大変な出来事はありますが)淡々と主人公、×華さんのモノローグで進んでいきます。
産院を舞台にしたドラマや、小説、漫画は多々あると思いますが、何故なんでしょうか、一番気持ちが揺さぶられました。
准看護士になる前の、高校生での産院のアルバイト。結婚や出産に自分自身がまだ遠いからこそ、過度な期待や願望、偏った価値観に振り回されず客観的に日々起こる出来事を記憶されていたんですね。
ベテランナースや、助産師さんだったら、また違う目線だったでしょうが、医療関係者になりたてだからこそ、ベテランではない一般人に近い目線で物事を見てらしたんではないでしょうか。
今読んでる私が気持ちを揺さぶられるのは、当時知識はあれど医療資格的に無力であり、患者さんに過度に気持ちを寄せる事も許されないスタッフとして、やり切れなさやもどかしさが伝わってくるからではないかと思います。
ただ、産院での感動や衝撃的な事、問題点などを読者に押し付けているわけでも、わかって貰いたいというわけでもなさそうで、あくまでも客観的で、ちょっとドライとも取れる行動の中に、情熱的であったり、本当の優しさが感じられます。
文章は苦手ですが思わずレビューしてしまいました。大勢の人に読んで貰える手助けになれば、と思います。
【期間限定価格】透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記(1)
2015/11/02 11:59
涙が止まりません
13人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
虐待って本当のところ、体験した人じゃなきゃわからないと思うんだよね。親兄弟に大切にされてきた人とはもとから土台が違うの。この本のいたるところに小さな頃の私がいて、怒りや悲しみやそれでも母に愛されたいと願っていた当時の私の気持ちがマグマのように吹き出してきて今タオルを手放せません。癒されないんですよ。何十年経っても忘れることなんか出来ない。幸せに育った人にはここがわからない。いつまで根に持ってるの、いい加減忘れたら?と平気で言うんだよね。
私は今でも自分の気持ちで手一杯だからなおさらこの作者さんは凄いなと思う。自分の体験を踏まえた上で同じ境遇の人に手をさしのべることが出来るなんて。
良作です。ぜひご一読を。
2016/01/10 12:25
ぜひ読んで
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:green - この投稿者のレビュー一覧を見る
産まれて育つということが当たり前ではないということ、思い知らされます。 いま生きていること、産んでくれた母に感謝したくなりました。息子にも親として何ができるのか、考えさせられます。命、母性、家族。思いを寄せるきっかけをくれた一冊です。