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12件
劇光仮面
著者 山口貴由(著)
これは星をつなぐ者たちの物語である。
僕は何者でもない。僕は器に過ぎない。――それこそが僕の強さだ。
そんな想いを胸に秘め、29歳の青年、実相寺二矢はアルバイトで日々を暮らす。
舞台は「現代」、テーマは「特撮」、主人公は“何者にもあらず”!?!?
『シグルイ』『覚悟のススメ』の鬼才、完全新境地の最新作!
我々は山口貴由の本当の才能をまだ知らなかった。
劇光仮面 6
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2023/08/28 17:21
特美研の現役時代
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:R - この投稿者のレビュー一覧を見る
特美研の当時の活動内容が常軌を逸していており迫力満点です。皆熱い情熱を持っていますが実相寺は主人公なだけあって情熱的というより狂気的なレベル。
終盤は何やら不穏な展開を醸し出して終わったので3巻がどんな展開を迎えるか楽しみです。
劇光仮面 2 (BIG SUPERIOR COMICS SPECIAL)
2022/11/01 04:07
強そうに見える、ではなく
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キッシ― - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際に強いヒーローになる
ための、特殊スーツの加工
描写が凄い!
強化○○風の、「素材を
普通じゃない強さにしたから
強いんだ」といった、読者を
お約束〜作品の都合に
付き合わせる形にしない
のが良かった。
劇光仮面 3 (BIG SUPERIOR COMICS SPECIAL)
2024/02/09 22:24
特殊な順番で読むことになったコミック
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:幸三 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず一巻を発売当時に買いました、そうして表紙を眺めながら積んでいたら、2巻が出て帯にこのマンガがすごい!に選ばれました、とありました。少し気持ちが盛り下がってしまったんですね、著者が山口貴由ですからスゴいと決まっているんですよ。だから買いそびれてしまって、4巻が出版される頃に第一巻を読んで、大いに後悔して4巻を買い、すぐに読んで、作品の興奮が体に馴染んできた頃に、やっと2巻を買い、そうして最後に3巻を買いました。1→4→2→3と読みました、それでも買って読めば良い意味で予想を裏切られる喜びを楽しみました。
著者のシグルイも覚悟のススメも悟空道も蛮勇引力も全部おもしろくて大好きだから、当然に劇光仮面も面白かったです。その期待感が空回りするのが怖くて第一巻を読むまで時間がかかったのですね。
表紙のオトコがカッコイイんですよね、在りたい理想と足らない現実を差し引いても、有り余る能力が、もしそういう人物として生まれていたら、と空想します。あれだけ優れた部分を持つと夢中になれる何かを若いうちに見つけれたのか自信はないですね。
いわゆる特撮への情熱が作品の描写からほとばしっていて、サーカスのようなアクロバチックなアクションや精巧な着ぐるみとコスチュームでしか捉えていなかった特撮の楽しみ方を知ることができました。
前の巻から現れてきた違和感が、現実として襲い掛かってきます、特殊な順序で読んでしまったから、行く末を知っていたのですが、読んでいて驚きました。社会人の心配りが、ただ無軌道に逸れてしまいかねない活動を良識の枠に呼び戻してくれていました。そして、先に大人になってしまった同い年の友だちとの空いていく距離のさみしさを思い出しました、ただ人として成長しただけなのに、置いていかれている焦りみたいなのがあるんですよね。
良い漫画なのでオススメです!