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31件
PLUTO デジタルVer.
著者 浦沢直樹×手塚治虫 , 長崎尚志プロデュース
▼第1話/モンブランの巻▼第2話/ゲジヒトの巻▼第3話/ブラウ1589の巻▼第4~6話/ノース2号の巻(前・中・後編)▼第7話/ブランドの巻●主な登場人物/ゲジヒト(ユーロポール所属の特別捜査官。人間そっくりの外見を持つロボット)●あらすじ/ある夜、スイス林野庁所属のロボット・モンブランが、山火事現場でバラバラの破片となって発見された。翌朝には、別の場所でロボット法擁護団体の幹部・ランケも遺体で見つかり、双方の現場を検証した捜査官・ゲジヒトは、二つの事件が同一犯のロボットによるものと考え、追及を開始する(第1話)。●本巻の特徴/巨匠・手塚治虫の代表作に、現代を代表するコミック作家・浦沢直樹が挑む! 『鉄腕アトム』の名作エピソード「地上最大のロボット」をモチーフにした話題作が、満を持して単行本化!!※この作品は2004年~2009年に刊行された『PLUTO』全8巻をカラー完全再録の上、再編集したデジタル特別版です。
PLUTO デジタルVer. 8
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プルートウ 1 鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (ビッグコミックス)
2005/10/21 00:12
これぞ翻案の真骨頂
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る
手塚治虫『鉄腕アトム』シリーズ中の『地上最大のロボット』を浦沢直樹が大胆にアレンジ、『ビッグコミックオリジナル』に連載中のマンガの単行本。原作がマンガのマンガ作品というのは非常に珍しい。恐らく世界的にみても初めてなのではないだろうか。
物語はアルプスの山火事現場で山案内ロボット・モンブランが惨殺体となって発見されるところから始まる。誰からも愛される、また世界的にも有名なロボットであるモンブランを殺したのは一体誰なのか。
別の事件を調査していた刑事ゲジヒトは、モンブランと無関係の人間が同じような状態で殺害されていることに気付く。やがて事件は「ロボット三原則」に縛られ人間を殺せないはずのロボットによる、人間とロボットの連続殺害事件という様相を帯び、混迷を深めていく。
浦沢氏は数々のヒット作を生み出しているマンガ家であり、最近では「社会派エンターテインメント」とでも呼ぶべき(?)『二〇世紀少年』も多くの読者を得ている。この『プルートゥ』にも、ちょっと前に現実世界で大問題となった「大量破壊兵器」ならぬ「大量破壊ロボット」という概念が登場するなど、基本線を忠実に守りつつも、もうすでに原作を遙かに凌駕して「浦沢ワールド」全開となっている。
アトムのことをすっかり忘れ刑事ゲジヒトの物語だと思って読んでいたらアトムもちゃんと出てきた。その登場の仕方も非常に浦沢っぽい。手塚治虫の代表作の一つが今後どんなふうに浦沢直樹の物語として展開していくのか非常に楽しみである。
なお、第一集・豪華版の特別付録は原作『地上最大のロボット』である。子どものころ確実に読んだはずだが内容はまったく忘れていた。こんな切ない物語だったのか‥‥。
プルートウ 1 鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (ビッグコミックス)
2004/11/25 12:51
浦沢直樹の描く鉄腕アトム。もうそれだけで読んでみる価値あり。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
手塚治虫のファンならずとも、誰もが知っているといっても過言ではない『鉄腕アトム』。その中でも傑作の呼び声の高い「地上最大のロボット」を原作にして浦沢直樹がマンガを描くと知ったのはいつごろだったかな? それはもう楽しみで楽しみで、早く雑誌連載がはじまらないものかととても待ち遠しかったです。反戦というメッセージを盛り込みながら、それでもロボットどうしが闘うアクションが楽しい「地上最大のロボット」を、『マスターキートン』や『モンスター』といった傑作を送り出している浦沢直樹が描くのだから、単なる焼き直しで終わるハズがないと思いつつも、原作に強い思い入れがあるため、ちょっと不安もありましたが。
が、そんな心配も第1話目でふっ飛んでしまいました。原作では物語中盤に出てくるドイツのロボット刑事ゲジヒトがいきなり、しかも人間の姿で登場している! やっぱりここでも浦沢直樹は自分の世界を構築していくんだな、と安心しました。
浦沢版「地上最大のロボット」は、このゲジヒトのロボット殺しの捜査をメインに物語が進んでいく模様。果たしてこれからどうなっていくのだろうと、原作を知っているぶん余計に興味がわいてきます。もちろん原作を知らなくても充分に楽しめる、いま一番注目しているマンガです。
【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2023年10月19日】PLUTO デジタルVer. 1
2024/02/02 01:40
アニメ視聴しました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まる子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書のおかげで、2023年秋公開のアニメを知るきっかけになって良かったです。さすが巨匠による作品。見ごたえたっぷり。