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イベリスの花嫁 完結
著者 秋山はる(著)
結婚直前、こんな甘い誘惑が待ってるとは…
それは、ウェディングプランナー最大の禁忌。
結婚を目前にしながらも、自身の花嫁姿にピンとこない
ウェディングプランナー・柏井美月(かしわいみつき)。
いつまでも人の式ばかり考えてしまう
彼女の前に現れた、美しき花嫁・都築七海(つづきななみ)。
彼氏と笑い合う姿に「きっと良い式になる」
そう思ったのも束の間、七海の本性を覗き見てしまい…!?
恋愛の最終局面で“幸せのあり方”を問う。
禁断のウェディングストーリーが幕を開ける──
イベリスの花嫁 1
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電子書籍イベリスの花嫁 2
2024/02/04 19:03
イベリスの花嫁達
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イベリスの対照的な二つの花言葉。それがああいうふうに演出されるのか、と。
純一は純粋に可哀想ですが、降ってくる恋が不可避な事故ということがよくわかります。
魔法の解けるキスをしても、心が重なった瞬間は真実で奇跡であることに変わりなく、だからこそ「初恋の想い出」であり「甘い誘惑」でもあったのだろうなと。
ラストは再び駅のホーム。それぞれのパートナーと共に、笑顔で。いい読後感でした。
電子書籍イベリスの花嫁 1
2024/02/04 01:51
恋が降って来た瞬間
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
きっと不可避というのはこういうことなのかな、と。
夜の駅のホームで視線が合った美月と七海。それぞれ結婚式を控えるも、そのスタンスは大きく異なっています。
美月はウェディングプランナーという仕事故か、自分の花嫁姿に実感が持てず、七海に至っては二人の恋人のうちの一人と結婚式を挙げる…。
七海は恋を「降ってくる」ものと言い、美月は「育む」ものと表現しました。でも、どちらが正しいという問いでしょうか。
あのとき駅で視線が合った瞬間は、二人にとって恋が降って来た瞬間だったのでしょう。理解のある結婚相手のいる七海と違い、美月はキャリアも結婚相手も台無しになる危険があります。
それでもこのラスト。降って来る恋は不可避の事故のようなもの、ということの象徴に思えます。