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1件
隣の人妻 大家さん
著者 usi
夫が7年前に失踪した人妻・里桜さん。そんな彼女が大家さんとは露知らず、入居前に、飲んだ勢いで彼女と極楽SEXを体験した太一クン。ロマン溢れる超絶のHシリーズ第1巻!!
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隣の人妻 大家さん 2
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隣の人妻大家さん 1 (ANGEL COMICS)
2013/08/15 22:11
思いのほか純愛路線な第1巻
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルとしては「大屋さん」だが、実質的には管理人さんである。そして、新しく引っ越してくるのが年下の主人公となれば、これはもぅ別のレビューに何度も記しているように、あの『めぞん一刻』の基本設定が本作にも活かされていると言うしかない。実際に本作でも裸エプロンの場面で知る人ぞ知る図柄(の変化したもの)がエプロンに描かれている。返す返すもこの魅惑の設定を世に広めてくださった高橋留美子先生には足を向けて眠れない今日この頃である。
しかし、本作の大屋さんは未亡人ではない。なのに展開は純愛的である。失踪状態が7年も続く夫をひたすら待ち続ける健気な若妻ではあるし、それなのに許されぬ関係に溺れていく自分を責めてもいるのだが、そうした背徳感はあまり無い。憂いを湛えつつ、これを蝶つがいのような役回りで後押ししてくれる「ママ」という存在もいることから、至極真っ当な恋愛として描かれているようでもある。
これまでの作品よりも顔つきの下膨れ感を抑えた、スマートな印象を与える大屋さんの描写は美麗。それでいて作者お得意の美爆乳が炸裂しており、動きのある情交描写もふんだんで申し分ない。しかし、ストレートな愛情物語で進んでいることが逆に官能要素として物足りないというか、勿体ない状況でもある。
そこで考えるのだが、何故に7年も、しかも身辺整理までしっかりしてから失踪している夫を残しているのだろうか?これを乗り越える若妻の物語ならば、死別の悲しみに置き換えた未亡人でも可能である。ここに本作の面白味が今後に残されているような気がしている。大屋さんの未来を心配する心優しき「ママ」が、その割にはやけに失踪の手続きを進言しているのもこれを違った角度から見れば何かしらの伏線ではなかろうか?とも思えてくるのだが……深読みのし過ぎだろうか。
これで終わっても良いくらい綺麗に纏まっている本巻の最終話から、物語がどのように展開していくのか楽しみである。

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