鷹月助教授の淫靡な日々
米国帰りの才媛・鷹月助教授の平穏な日々は、教え子・鮫島によって打ち砕かれた!! 鷹月助教授に巧みに近付いた鮫島は、助教授の隠れたヒミツをネタに、揺さぶりをかけた。鷹月自身が知りえなかった肉体の門が少しずつ開かれてゆくと、あとは底知れぬ悦楽の地獄が待ち受けていた……。理性が克つか欲望がハジけるか、精神と肉体の渇きが駆り立てる、官能の世界!! ミステリー仕立てのストーリー展開で描く、話題騒然の力作。
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鷹月助教授の淫靡な日々 6
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鷹月助教授の淫靡な日々 6 (アクションコミックス)
2009/11/23 21:06
愛と肉欲の狭間で翻弄されてきた助教授の本懐とは
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
【目白】 助教授を蔑み自らを蔑んで2晩のノンストップ情交におよぶ
【鮫島】 自ら赴くようになった助教授のカラダを味わいつつ理事長に“女”を斡旋する
【理事長】 鮫島との密約で助教授と関係を結び、助教授との約束を全うする
前巻から続く目白クンとの爛れた情交から始まる最終巻。全てに失望した目白クンが2晩に渡って助教授を責め続ける描写があまりにいやらしい。作者の素晴らしいところは、こうしたいやらし過ぎる状況づくりが絶妙に上手いことに加えて、たとえダイジェスト的であっても延々と続く情交に時の経過をきっちり感じさせてくれることである。読んでるこっちがクラクラしそうなほど興奮度の高い、本シリーズ以降の作品でも時折見られる秀逸な展開である。そして、ここに沙織が現れる。鮫島の策略によって一同に会する中で沙織の嫉妬という名の狂気が暴発、意外な展開を迎えることに。しかし、この沙織と目白クンの物語もビワの時と同様、失うものもありながら再出発の様相を見せる救いのある結末となっている。そして、自ら鮫島の元を訪れるほど肉欲に溺れ始めた助教授に最後の試練が訪れる。実は第3巻からの伏線とも言えそうな理事長の登場である。目白クンとの逢瀬がまたもやスキャンダル的に取り上げられるのだが、これは鮫島の姦計。これをネタに理事長が助教授を誘う。教授推薦のエサ付きで誘うのだが、これも鮫島の姦計である。誘うだけ誘って判断は助教授に任せることで、助教授の本性、淫らな本質を暴く最終段階となっている。ソファの肘掛けに両脚を乗せたM字開脚でTV出演の映像を背景に理事長から口淫責めを受ける助教授の姿は第1巻の鮫島へのお口奉仕を彷彿とさせ、これを経て助教授が自ら下した爛れた決断で幕を閉じるのである。第2巻で綺羅光作品からの影響について記したが、読み終えた時にあの名作『沙織』三部作を思い出した。
鷹月助教授の淫靡な日々 4 (Action comics)
2009/11/20 00:01
新入生を迎えて始まる新展開
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
【鮫島】 ますます淫らに変貌する助教授を冒頭で責め立てる
【目白】 助教授に筆おろしをしてもらう新入生で後半のメイン
ビワの失脚によってスキャンダルも回避、新展開を迎える本シリーズ後半のテーマはスバリ「嫉妬」。前巻までを「狙われるヒロイン的凌辱展開」とすれば、ここからは「ショタコン的誘惑展開」となろう。なにせ、あの鷹月助教授が純真で弱気な好青年、目白クンの筆おろしまでしてしまうのだから。ただ、シリーズ全体の主題である助教授の本性についてはブレていないので、これはこれで面白い展開と言える。そして、この根底にあるのが目白クンと一緒にやって来た【摩耶野沙織】に興味を示す鮫島への嫉妬である。鮫島の毒牙から逃れらそうな状況にありながら悶々としてしまう、何だか満たされないものを覚えてしまう助教授の哀しい性が描かれおり、淫らに変貌を遂げた自分が求めるものは何かという問いへと繋がっていく。また、沙織は沙織で助教授への憧憬を隠さない目白クンと助教授に嫉妬を覚える。ホテルへと向かう目白クンと助教授を目撃して嫉妬の炎に燃えるのだが、その矛先が助教授に向かうところが女性的であり、この沙織の狂気的嗜虐性もまた後半の見どころとなっている。
肝心の濡れ場としては当然ながら目白クンとの情交である。束の間のデートで飲み過ぎた目白クンを介抱した時に芽生えた『かわいい』という年下への想い。自らリードして男を自分色に染め上げる快感を覚えてしまう助教授の慈愛に満ちた情交が、初めての割にいろいろと体位に変化をつける目白クンの頑張りとともに第38話~第41話にかけていやらしく描かれる。果てた後の目白クンのムスコが未だカタいのを知って『まだ時間はたっぷりあるわ…』と2度目をおねだりする様はまさに妖艶な熟女による誘惑展開である。後日、我に返って罪悪感を覚える助教授の動向が楽しみである。
鷹月助教授の淫靡な日々 5 (Action comics)
2009/11/22 22:58
沙織の過去編とも言えるヘヴィな展開に牝と化した助教授の淫らな本性が暴かれる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
【目白】 ますます助教授にのめり込む想いを止められず求めてしまう
【鮫島】 目白クンと沙織の関係を修復しつつ助教授の本性を暴く荒技を繰り出す
目白クンと助教授のすれ違う想いに終止符を打ち、同時に助教授の淫らな本性が曝け出される中に沙織の過酷な過去が描かれるヘヴィな展開である。想いが止められない目白クンが助教授を呼び出して心境を吐露、それに困惑して拒絶の姿勢を見せる助教授を強引に組み伏せる神社での情交がソフトながらいやらしく、恋と肉欲をごっちゃにして想いをぶつけてくる目白クンに罪悪感を抱く助教授の悩ましい様が同時に切ない。しかし、本巻の主題は沙織に秘められた過酷で哀しき過去である。義父との関係、義姉との関係、その発端となった実母との複雑で歪んだ嫉妬の関係が赤裸々に描かれ、沙織の狂気と嗜虐性が形成された原因が抉り出されている。そして、その絡まりあった関係をさらに複雑にしてしまった助教授の存在を含めて全てを白日のもとに晒し、リセットをかけようと動くのが鮫島。目白クンが抱いた助教授への憧憬や恋心を一気に打ち砕く場面を設定する。これがまた(良い意味で)イヤになるほどいやらしい。目白クンと助教授を時間差で自宅に招き、ここで助教授の淫らな本性を目白クンに見せつけるのだが、延々と長時間に渡って鮫島が手淫だけで助教授を責め続け、最後は牝と化して自ら発狂的におねだり、つまり肉欲的に陥落するまでをじっくりねっとり描いているのである。まぁ、純朴な目白クンにとってそもそも助教授は手に負える相手ではないのだが、自分だけの特別だと思っていた助教授が誰にでもケツを振る女に見えてしまったのだから、そのショックは計り知れない訳で、この後の展開と沙織の登場がどのような結果を招くのか、不安と期待を大いに煽る引きとなっている。