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紙の本１９８４年
2021/08/27 01:39
結構難しい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた名作文学の漫画版。思想統制が高度に進んだ架空社会を描いた作品です。ビッグ・ブラザーが支配するオセアニアに住むウィンストン・スミスが、社会に疑問を抱きながら苦悶し、思想統制、拷問により思考までも再び書き換えられてしまう残酷な話でした。思考が現実なのか植え付けられたものか定かでない状態で、体制に疑義を抱くことが可能かどうかは大いに疑問があるところですが、深層心理という点を取り上げた着眼点は良かったと思います。原作が書かれた時点から見ると未来社会を描いていることになるのですが、現代社会のネットやマスコミの大衆への影響を考えると、何か繋がりがありそうな気がします。現代は逆に情報過多になりすぎて却って何が真実かわからなくなるという皮肉な時代だなと思いました。
電子書籍1984年 ─まんがで読破─
2016/03/18 12:40
2016
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ラビラビ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカの青年が、この本を読んで「トランプが大統領になるのを阻止しなければと思った」という記事を読み、読んでみたくなりました。
原作は難解だという書き込みがけっこうあったので、取り合えずマンガから。
ページ数は多くないので、どれだけ原作を忠実に再現しているのかは分からないのですが、話の内容が知れてよかったです。
極端なSFやどこかの国でおこっていることと捉えるのではなく、いかに人が「常識」という非常識にだまされてるか、大切なことを他人任せにして思考を停止させているか、自分の世界のこととして思いをめぐらすことが大事なのだと思います。
